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戦争を語り継ぐことは、少なくとも「日本の現状」を思うに「敗北」としか言いようがない。
裕福な人たちと、貧乏人の意見は永遠に噛み合わないのは、どうやら事実のようだ。
人生40年もかかって、今日、理解した。
まったくくだらないよ。
今日の午後、ある集まりで、それぞれの世代の戦争に関する話が聞けるというのでね、楽しみに逝ってみた。
しかし、兵士(本土配属)として戦争を体験した方の話があったが、それは俺には、(本人には失礼だが)「ふーん」という話でしかなかった。
誠に勝手ながら、俺には何となく、話し方が「俺はこんな経験をしているんだ」って雰囲気がして(もちろん御本人はそんな自覚はないのだろうが)素直に聞けなかった。
後から、就職の内定が決まった学生さんが来て、問題提議をした。その要旨は、「戦争体験を聞いても、あまりピンとこない。あらたな知識が増えただけになってしまう。自分のような若者にとっては戦争体験≠謔閧烽烽チと気になることがある。戦後62年も語り継がれたはずだが、反戦≠ヘ定着していない。これは反戦運動≠フ敗北なんだと認識しなければいけない」、というものであった。
いま、俺は派遣の現場で20代の若者(彼らの多くは正社員の経験が無い)と一緒に働いている。
彼らのほとんどは、投票経験が無い。中にはそれを自慢げに言う者もいる。当然のことながら、今回の参院選も未投票が多数を占める。
「給料を上げて欲しい」という欲求はあるが、自分の置かれている惨めな境遇を「仕方ないこと」として認めてしまう。
中にはより良い職探しを「面倒くさい」と思う者もいる。
所謂、「向上心」ってやつと無縁の者が多いのが実態だ。
金が無いからオンナもいない。童貞率が高く(30近くの童貞もいる)、一生オナニー生活のビジョンが哀しい……。
毎週、少年ジャンプをコンビニで立ち読みするのが楽しみの哀しい社会人。ニュースも見ません。ファッションも興味なく、「着たきりスズメ」の若者…。
まったくどうしようもない連中だってのもウソとは言い切れないかもしれないね。
そんな連中に、「グロテスクな戦争の実態」「平和や憲法の大切さ」を説いたって、興味の対象にはならないだろうと考える、と俺が感想を述べると、徴兵された方は「本当のことを知らないから」だと言い、「騙されている」とのたまわれた。
60代の全共闘世代の方には「なんで組合を結成しようとしないのか」と声を荒げて攻撃されてしまうことに。「労働組合は憲法で保障されている」ともアジられた。
これには、さすがの俺もドタマにキタ。「組合作れるなら、とっくの前に作ってるわ」と怒鳴り、ムナグラ掴んで殴りそうになった。1時間半もかけて話し聴きに逝ったら、「組合作れないのはオカシイ」と「ただの派遣社員」であることを馬鹿にされる筋合いわない。
左翼の弱者に対する視点は、安倍の蔑んだモノと変わらないことを俺はあらためて確認した。
週刊金曜日最新の8/10号に雨宮処凛と佐高信の対談が載っている。
雨宮 フリーターだった10年くらい前、友だちと冗談交じりに話したことがあります。このまま浮遊していると、いつかホームレスになりそうだねって。そうしたら10年後、同世代のフリーターの人が本当にホームレスになっちゃった。バブル崩壊、不況、グローバル経済などの外的要因があったとしても、最低限の生活保障のそのまた底辺に多くの若者たちがいるのです。生存さえままならない中での叫び。「希望は戦争」というレトリックはそうした時代の空気を表しています。
佐高 じゃあ、うまく会社にもぐり込んだ人たちは楽に生きているのか<勤めていれば幸せかということですね。餌を与えられているだけの社畜ではないかと。
なんだかなぁ。佐高の事は好意的に思っていたが、1回の講演料が俺たちの月収分にもなるヤツに言われたくないわな。
雨宮 もちろん、敵は分かっているのです。そこをひねって言っている。赤木さんに象徴される世代にとって今、生活自体が戦場なのです。平和なんてどこにあるの?「九条を守ろう」と言うけれど、今の社会を守ることで底辺の人たちの最悪の状況も維持されるのは耐えられない。そうした人たちの犠牲の上に、絶望を閉じ込めた上に立つ平和ってなに?ということです。戦争中のイラクに行った友人が言っていました。イラクで戦争は嫌だと実感して、帰国したら何人かの友人が自殺してしまっていた、日本とイラク、どっちが戦場なのかって。イラク戦争が始まってからの2年間で、イラクでなくなった民間人よりもその2年間の日本の自殺者の方が多いという現実もあります。それがずっと続いている。これが丸山眞男の言った民主主義ですか?そんな思いなんですね。
女衒水商売で財産スッカラカン、自殺も考え、それでも生き恥を晒し、北海道から、知り合いのいない内地で肉体労働に従事している俺にすれば、赤木智弘くんの「希望は戦争」は、彼が親元で生活している限り「恵まれたバカ息子の戯言」にしかすぎない。
しかしだ、少なくとも、高みからの指導のような左翼よりは「同意」できるものである。
40年間、一度も選挙で投票しなかった俺の同僚は、今回、生まれて初めて投票所に行き、民主党に投票した。
彼が投票したのは、選挙中「憲法を守る」と主張していた「社民党」や「共産党」ではなかった。
その投票行動を「無知」だからと左翼は決め付けるのか?
俺は絶対にそんな左翼を許さないぞ。
貧しいものの目線に立っているフリ。そんな左翼は自滅するしかないし、今回の惨敗選挙で党首が辞任しない「社民党」や「共産党」はすでに死んでいることに気づけよ。
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