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「しんぶん赤旗」2007年8月12日付3面から直接貼り付け。
“戦争放棄は世界の宝だ”
東京・北区革新懇 俳優の宝田明さん
「世界に冠たる九条の戦争放棄は、日本にしか言えないことです」。東京都北区在住で、俳優の宝田明さんは十日、同区内で開かれた北区革新懇主催の「政治革新を語る納涼のつどい」で、自身が旧満州(中国東北部)から引き揚げた体験を交え「私は戦争の悲惨さを身にしみて感じている。二度と戦争はしちゃいけない」と、憲法九条と平和への思いを語りました。
父親が南満州鉄道の社員だった宝田さんは、一九四五年の終戦時、旧満州のハルビンにいました。滞在中、右の腰あたりに銃弾を受け、いまでも傷が痛むと話しました。
日本への引き揚げの際には、食べ物がないなかで、幼い子どもを死なせるよりはと、日本人が赤ちゃんを中国人に預けてくる悲しい光景を何度も見てきたと強調。また、日本に戻った中国「残留孤児」の生活の苦労を気遣い「あの人たちに手を差し伸べられないのか」とも語り、何十億もする戦闘機などを買うのではなく、生活の支援に充てるなど「もっと、生活を豊かにするためお金を使うべきではないか」ど語りました。
長身に白いジャケット姿の宝田さんは、俳優としての歩みも語り、ときに「九条は、世界の宝田(宝だ)」などと話して会場の笑いを誘うなど、硬軟を交えた話は約一時間に及びました。
つどいには八十人を超える人が参加。宝田さんは講演の後も、参加者との記念撮影に気軽に応じるなど、つどいの最後まで参加者と交流しました。
参加した地方公務員の女性(六〇)=北区=は「戦争を体験した宝田さんの話は重みがあった。聞けてよかった」と語りました。
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