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日本は独立国とは言いがたい、アメリカべったりの従米国家だ。
過去、日本の政治家でアメリカの無理難題に断固として”ＮＯ”と言った政治家が
いただろうか。
「ＮＯと言えるニッポン」という本を書いた男も、一皮むけば、媚米派だった。
ところがである。小沢・シーファー会談で、小沢民主代表は米側が要望するテロ特
措法の延長に、事実上 ”ＮＯ”を突きつけた。しかも約４５分間行われた会談は、
報道陣に公開された。画期的な出来事だ。
アメリカにたいして、”ＮＯ”と言える男が出現したと喜ぶのは早すぎるだろうか。
報道によれば、自民党の山崎拓前副総裁（安全保障調査会長）は9日午前、
同党国防部会などの合同会議であいさつし、小池百合子防衛相の訪米について、
（臨時）国会を欠席までして、米国に赴かれたのはいささか当を得ない行動ではな
いか」と批判した。
その小池防衛相、チェイニー副大統領やゲーツ国防長官、ライス国務長官が相次
いで会談するなどもてもて？前任の久間前防衛相とはえげつないほど対照的な破
格の厚遇ぶりだ・・・これぞ、アメリカの品性下劣な見せしめ外交。
小池氏は防衛大臣だが、なぜチェイニー副大統領やライスとの会談なのか？
小池は「私は日本のライスといわれている」とか「私とライスは姉妹関係だ」と言った
とか。まさか、「私はライスき」と言ったかどうか知らないが、小池の顔は満面の笑み、
これこそ媚笑？蔑笑？醜悪のきわみ。
さぞかし今後、小池は懸命に米政権のためにつくすことだろう。
この事実からして、阿倍内閣改造では、米側の強い要望（圧力）をうけて、小池防
衛相を留任させることはほぼ間違いないだろう。
米政権は小池防衛相留任を前提に、彼女を手厚く応対したに違いあるまい。
安倍首相は参院選で大敗、野党ばかりか自民内部から「安倍やめろコール」の四
面楚歌である。
すっかり弱体化してしまった阿倍首相は、泣く子も黙るガキ大将アメリカだけが最大の
よりどころ。
強力なアメリカのバックなしには、政権を維持することさえできなくなっている。アメリカ
の要請（小池留任）など断れるわけがない。そして安倍首相は弁解がましく「日米同盟」
を強調し、国民にはちっともその中味のわからない「改革、々々」と、うわごとのように繰り
返すだろう。
小池留任は前例がある。小泉政権のときの米政権要請の竹中留任、そして重用とそっ
くりである。
安倍政権は、ますます小泉と似た売国政権にならざるを得ないだろう。私の内閣と「わ
たしの」をやけに繰り返す阿倍さんだが、自意識過剰？「美しい国」や「再チャレンジ・・・」
発言など国民の意識と大きく乖離した発言がめだつ。次は「私の、米内閣」になりそうだ。
そして、「あの米国を想い、この属国を創る」に、限りなく近い存在になるだろう。
いま、安倍首相は入閣候補者の身体検査中だとか。まさか小池女氏のフィジカル・チェッ
クつーのは、悪い冗談だろうが、もし留任から外れるすれば・・・。
そもそも元・環境大臣でありながら、防衛大臣を務めること自体が相矛盾する存在では
ないか。
軍事は環境破壊そのものであって、環境にやさしい軍事なんてありえない。
小池氏は環境相の頃、稀少動物ジュゴンを「国内希少野生動物種の指定に向け 必要
な検討を進めていきたい」と述べたが、普天間基地の移転先となる辺野古周辺海域は
ジュゴンの生息域であることなど忘れて、今度は環境破壊大臣？として米軍基地移転
にいそしむことだろう。
媚米派、擬態を得意とする融通無碍の政界渡り鳥は、どうにでも変身する。前政権では
刺客に化けて相手候補をみごと刺殺した。
次は総理大臣だよー！っつー悪い冗談？もある。どうぞ、”頑張ってちょーだーい！”と
エールでも送るとするか。
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