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(回答先: 共産党の課題は、党員の対外的個性を抑圧するシステムである党規約第五条第五項を変えられるかどうか。 投稿者 heart 日時 2007 年 8 月 10 日 23:52:56)
原理原則を学ばれているheartさんに以下の様な説明をするのは本意ではありませんが、個々の具体的な事例について考察する際には、常に特殊な事情が絡むことは考慮に入れておく必要があります。
国内政治の事情に微に入り興味を持つことを、どちらかといえば拒絶している感のある私が説明するのは適任ではありませんが、
日本共産党について知るには、この国の特殊事情が決定的な役割を持っていることは抑えておくべきです。まず、最初に党の綱領を知るのは適切ではありません。それは、この党の置かれている社会力学と政治原則との微妙なバランスの上に出来上がった結果に過ぎないからです。むしろ本質は、文言の行間に込められた苦渋の中にあります。
では、この党を知るには何を調べればよいのか、今の貴方にとって必要とは思えませんが、端的に言えば、この国の警察の大半、3分の2を占める勢力である政治警察の現実を知れば済んでしまいます。結局それが全てです。
票を増やす事はできないが、減らす事は何時でも簡単にできると、自ら嘯いて臆する事が無い、経理の6割以上が裏帳簿で、架空領収等を全組織をあげて年中積み立て、年間3600億円以上もの公金横領を恒常化している国家的組織の事です。
この組織の年間予算額は、現在も日本共産党員の数から積算されます。それが、基本の予算算定方法です。ですから、公安警察公称の党員数は常に過大です。末端の巡査でも共産党員の指紋を採取するだけで勤務評点3ですから、真面目に市民のために仕事をするのが馬鹿らしくなる仕組みです。3というのは公安事例では最低点ですから、公安は出世も早いというわけです。
ですから、この党がおかれた環境は極めて異常です。この事は、日本という国家が続く限り変わることは決してありません。この国の共産党は全身ハリネズミのようにしてしか生きてゆけない宿命を背負わされています。
その結果として、党勢が伸びることも決してありません。伸びようとすれば、公安事件の山(公安文書では、「事件化を図る」と明記されています。)と、選挙期間を通して公安公認の不法ビラの山に遭遇します。かくして、庶民は、「共産党は恐ろしい。」「共産党に関わらない方がいい。関われば損をする。」と漠然とした、しかし、厳然としたイメージを抱くようになるわけです。もしそれで足らなければ、効果が発揮されるまで執拗に繰り返されるだけです。
何故って?公安警察はそのために存在しているのですから。これは、公式上にも主な仕事です。予算のベースが共産党員の数というのは伊達ではありません。そもそも、膨大な数の政治警察が必要ですか?したがって、この国の警察は際限無く腐敗しています。これこそが、最後まで続く日本警察の伝統です。
実は、この事は日本共産党にとってもミラーイメージを形成しています。彼等にとっても公安対策が党の最大の仕事です。実は、政策よりもまずこれです。そのために、多大な人力と資産を浪費させられています。法案が無くても国会が開催していなくても、組織としてこの仕事からは逃れられません。何せ相手は、公金で維持された常勤の全国組織ですから。
したがって、日本共産党は、対外的には硬い。権力の狙い通りです。
私は、その割には良く頑張っているなと、むしろ感心して見ています。
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