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http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/08/09-1350.html
8月7日、第167臨時国会が開幕した。4日間だけの開催だが、今後の政局を左右する重要な会合があちこちで開かれている。
続投を決めた安倍総理に対する批判や辞職を求める声は、野党だけでなく自民党でもどんどん大きくなっている。戦後はじめて参議院議長の地位を野党に渡し、今後9年間は参議院の過半数を失う目算が大きいのだから、当然だろう。
総理の肝いりで進めてきた集団的自衛権を研究する「とりまき懇談会」も、名実共に井戸端会議になったようだ。参議院の与野党逆転により、必要な法改正も難しくなったことに加え、公明党が、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更について、強い反対の意を唱えた。安倍さんが総理の座にしがみつけばつくほど、政権の求心力は落ちていく。
開会日、新しく国会に来た議員の方々と会い、互いにエールを交換し合った。
社民党の比例区で当選した山内徳信さん。事務所を訪れて、硬く握手。テロ特措法延長の審議は、参議院の外交防衛委員会で行うことになる。基地問題を通してずっと日本とアメリカ、世界を相手にされてきた山内さんの腕の見せ所がさっそくやってきた。絶対に辺野古の新基地建設をストップさせるために、衆参で連携していきたい。
無所属で出馬、激戦の東京選挙区を制した川田龍平さんともあいさつ。羽織袴姿の川田さんは、「当面は環境委員会でがんばり、さらに厚生労働で働いていきたい!」と強く決意を語った。事務所の面々も若くて元気いっぱい。大阪での私の選挙にもボランティアで参加してくれた面々の顔も。新しい風を国会に吹き込んでくれると期待が膨らむ。
国民新党の亀井あきこさんは、事務所に来てくれた。彼女はピースボートの通訳スタッフとして世界一周をしており、私と共通の友人もたくさんいる。ピースボートに乗った経験から「9条の大切さを実感しています」と語ったと聞き、さっそく意見交換。「日本が再び戦争に巻き込まれないように憲法9条の精神を守り、集団的自衛権の行使に反対します。」と公式ホームページに<政策>として掲げている。今回当選した参議院議員の方々は、まさに9条をめぐる議論に直面していくことは間違いないだろう。9条を護るために力を合わせていこうね、と握手。
新党日本の田中康夫党首とは長いつきあい。私が3年前に無所属で参議院選挙に出馬したとき、現職の長野県知事だった田中さんが応援に何度も駆けつけてくれた。とても心強かったのを憶えている。今度は、同じ国政の場で仕事をできることがうれしい。
政治の構造的変化が起こった今回の参議院選挙。戦後一貫して行われていた「自民党の参議院独占」が崩れた。これが、安倍総理のいっていた「戦後レジュームの脱却」だとしたら、確かに安倍総理の基本政策を、安倍総理以上に国民は理解し、支持したことになる。
民主党ばかりがチャンスといわれているが、実は社民党にとっても大きなチャンスがやってきた。民主党が力をもった分だけ、チェックする側の重要性も増したことだ。多数の民主党をチェックする社民党の役割が、政局を左右する局面が訪れるからだ。
小沢代表は8日、「会う必要はない」と明言していたシーファー駐日大使と会談、当面の争点であるテロ特措法延長について「米国独自で始めたアフガニスタンの戦争に、共同の作戦はできない」と強く反対した。「密約を行うのでは」という疑念を払うために全面公開のもと会談するなど、まずはブレない姿勢を示されたことは重要だ。安全保障政策については自民党だけでなくタカ派が多い民主党に、中途半端に妥協させないようしっかり見張っていく必要がある。
本格的な闘いが、これから始まる。新しい仲間とともに、がんばっていきたい。
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