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(回答先: 森全体を見る人と、森の中の木しか見ない人とでは議論は平行線をたどる 投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 8 月 08 日 06:44:28)
私のこのスレッドでの一番最初の投稿の趣旨を正確に汲み取っていただき、ありがとうございます。
視点の違いはあるでしょうね。
私には木が見えていないという問題があるのでしょう。
両方見えないとダメですね。
それでもやはり、このスレッドで木だけ見てる人の意見には同調しかねますが。
そもそも、求めているものが違いそうです。
某氏が
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>法人税増税
>人件費高騰
>人員効率低下
>光熱費高騰
>原価圧縮の限界
>海外航路の利便性低下
>といった極めて重い負担を大企業に課すため、
>その結果「大企業の国外移転」「日本製品の国際競争力低下」
>が引き起こされ過去例を見ない速度で日本経済は没落していくだろう。
>その結果、労働賃金の引き下げ、中小企業の連鎖倒産、失業率の増加、
税収の減少などが巻き起こる。
>はっきり言って明るい未来が全く見えない。
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を引いてくるところからも、違いは明らかです。
彼のは、財界の主張そのものです。
法人税を減税せよ、財政再建の財源は庶民からの税(消費税、住民税)から。
そういう発想ですね(無自覚なのかもしれませんが)。
彼が共産党を支持しないのは当たり前ですね。
望む社会のあり方が違いますから。
目指すべきは日本の経済指標の改善なのか、日本の国民の生活指標の向上なのか。
答えは明らかでしょう。
そもそも、法人税が上がったからといってそう簡単に大企業は海外には移転しないでしょう。言葉の壁を考えても、労働者のほとんどは日本国内で働きたいというのが普通ですから、そうなるとやはり日本国内に事業所を構えておく必要があります。また、販売相手(消費者)はやはり主に国内の人間ということになるでしょうが、もし海外で生産したものを日本に逆輸入するとなると、石油の高騰などで、輸送費もかかってきます。これから石油は枯渇していくはずですから、そういう意味でも、輸送費がかからない方向、地域自給に近い方向に行くでしょう。環境面を考えても、輸出入が活発であるよりは、地産地消に近いあり方の方が理想的なはずです。
それに、「海外での事業展開は見栄以上のメリットはない」、という分野だって存在するようですしね。
「国境なんて関係ない、みんな地球人さ。だから、どこでだって働ける」という社会になるのもありだとは思いますが、今の「グローバル化」の向かっている方向は、実態としては、労働者が企業に固定費でなく変動費扱いされて使い捨てされるだけの社会であり、環境破壊を極限まで進める方向でしかないと思っています。
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