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2007.8.9(その1)
森田実の言わねばならぬ[455]
平和・自立・調和の日本をつくるために【301】
小沢一郎民主党代表の「米の要請拒否」を支持する
「“ダメ”のひと言、七十のわざわいを遠ざける」(インドの諺)
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8月9日付東京新聞朝刊の一面トップに掲載された「小沢氏、米大使に拒否/『国連の承認ない』」の記事を紹介する。
《民主党の小沢一郎代表は、8日夕、米国のシーファー駐日大使と都内の民主党本部で会談した。シーファー氏が、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長に理解を求めたのに対し、小沢氏は、「米国の活動は国連で直接オーソライズ(承認)されたものではない」と述べ、延長に反対する意向を伝えた。》
小沢一郎代表は、シーファー米駐日大使の「引き続き参加することを(民主党も)理解してほしい」「(小沢氏の)最終判断に必要な情報は、たとえ機密情報でも提供する用意がある」との申し入れを拒否した。
小沢一郎代表は、「ブッシュ大統領は国際社会の合意を待たずに、米国独自で開戦した」「日本の平和と安全に直接関係ない地域で、米国と共同の作戦はできない」と拒否した。》
私は、小沢一郎民主党の駐日米大使の要請に対するきっぱりとした「拒否」を支持する。小沢氏は当然のことを語り、当然のことを実行することを宣言した。今後、米政府側からさまざまな圧力があるかもしれないが、毅然たる態度を崩さないことを強く望みたい。日本国民はそれを期待している。
それにしても、米国側のやり方はあまりにも軽率かつ拙劣である。民主党が参院選で勝利したとはいえ、依然野党であることには変わりはない。政権は自公連立勢力が握っている。いくら安倍首相が頼りないからといって、頭越しに民主党の小沢代表の説得に乗り出すとはやり方が荒っぽい。米国は日本を従属国と考えているのかもしれない。たしかに小泉・安倍政権は従米政権である。しかし、日本はあくまで独立国であり、日本国民を見下すような態度は慎んでいただきたい。小沢代表を直接説得しようとするような無遠慮な態度は許されないことである。
とにかく、小沢代表の「拒否」は正しい。この真っ当な態度を今後とも貫き通すことを強く求めたい。
小沢代表は、主体的な外交をめざしている。最初は駐日米大使との面会を拒否したが、大人の対応をとり、8日に会った。だが、最初にきっぱりと拒否したことはよかった。
残念なことだが、米国政府と安倍従米政権に従う面従腹背の輩が民主党内にいる。私は、これらの従米主義者をあぶり出し、徹底的に批判しなければならないと思う。従米・分裂主義者を許してはならぬ。
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