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毎日うだるような暑さである。このように暑いとクーラーのある所で過ごしたくなる。しかし、今年は家でクーラーを入れないようにしたいと私は思っている。別に東京電力の柏崎刈羽原発が地震で停止しているからではない。クーラーというのはそもそもあまり身体に良いものではないと考えているからだ。暑い夏に耐えうる身体をつくることが大切なのではないか。ときどき私は暑い中を汗をダラダラ流しながら“散歩”する。かつては水も飲まないで黙々と歩いたが、これは身体に悪いというのでいまではペットボトルに水を入れて出かける。その時はつらいが、こういうトレーニングをやると暑さに耐えうる身体になる。
昨日各テレビ局が土日に行った世論調査の結果を伝えていた。いずれも安倍内閣支持率が20%台になり、それぞれの調査で過去最低だという。不支持率は60%になったという。こちらの方はそれぞれの調査で過去最高だ。まあ、当然のことだろう。あれだけの歴史的大敗をしたのに続投するという安倍首相の支持率が上がるようであれば、その方が理解に苦しむ。今日国会が召集される。自民党の国会議員も集まってくるわけであるが、今日明日自民党の中で何の動きもなければ安倍首相の続投は確定的になる。私が安倍首相の続投をこれまで確定したといわなかったのは、この動きを見たかったからである。こうした世論調査の数値が出ても、何もできないようでは自民党もいよいよ“おしまい”である!
自民党が直面している危機はきわめて深刻なのである。これから今回の参議院選挙の総括をおいおい書いていくつもりだが、例えば1人区でも富山県と愛媛県における自民党の敗北はきわめて深刻なのである。保守王国と自民党王国は違うのである。富山県と愛媛県は、全国で自民党の組織がダントツに強いのである。各小選挙区に年間4000円の党費を納入する党員が1万人前後いるのである。普通は小選挙区に1000〜2000人くらいしかいない。中には数百人しか党員がいない小選挙区もある。自民党の団体総局長だったとき、そういう選挙区の衆議院議員に最低でも3000人の党員を確保しなさいと指示をしたが、ほとんどの者は改善できなかった。
年間4000円の党費を納めてくれる党員を集めるということはそれほどたいへんなのである。逆にいえば小選挙区に党員が1万人もいるということは、自民党が本当に強いところなのである。富山県と愛媛県はそういう所なのである。いろいろな事情があるにせよ、その富山県と愛媛県で自民党候補が敗れたことは実に深刻なのである。この両県で自民党が勝てなかったということは、今回勝った1人区が何らかの事情でラッキーだっただけなのだ。全敗もあり得るのである。同じことは1人区である衆議院選挙の小選挙区でも起こりうるのだ。人間自分だけは違うと考えがちであるが、そうはいかないのが大きな流れというものである。“誰がために鐘はなる”なのである。
それでは、また明日。
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