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下のグラフでは1970年からの国政選挙、および1992年からの県議選、政令都市市議選挙での共産党の得票率が示されています。記号は左から衆議院選挙(選挙区)、同比例区、参議院選挙(選挙区)、同比例区、県議選、政令都市市議選挙です。このグラフを見る限りでは、共産党は1990年代末の異常な高支持を除くと、むしろ長期低落の道をなだらかに辿っていることが分かります。
最近の選挙での相次ぐ後退では、「幹部の責任」が外部からは指弾されてきました。しかし、幹部連にしてみれば、加速度的凋落をしているわけではないと、むしろその批判は見当違いとの言い訳も用意されています。
長期低落を上昇に転ずるための戦略が今回の選挙後の幹部会声明から読み取れないのもいつもの通りです。今回の選挙では、その知名度で集客力を持つ、不破氏が体調不調を理由として、票の掘り起こしに動いた形跡がありません。前進のために全力をつくしたとは見えないのです。
赤旗における不破氏の動静報道について
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/654.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 28 日 13:49:52: Lif1sDmyA6Ww.
私は、この長期低落は、共産党消滅路線の過程を体現しているのだろうと思っています。400万人ほどの支持者集団が反体制側の一翼たる事を妨げる上で、共産党の存在は大いに有用であることは、先の都知事選で見たとおりです。いずれ、その必要もなくなるであろうと、真の支配者は見ており、従って、共産党絶滅策はとらず、自然消滅にまかせているのでしょう。
真の支配者のこの意向を垣間見せたのが、2001年夏6年前の参議院選挙での大幅後退の直後の不破演説であったと私は思っています。http://www.jcp.or.jp/jcp/jcp79th-fuwa-shii/jcp79th-fuwa-kouen.html。
この演説で、不破氏は、ロックフェラにつながると言われる盛田昭夫氏を礼賛し、ホロコーストについて、「ユダヤ人、ジプシー、ポーランド人、ロシア人、チェコ人、スロバキア人を はじめとする何百万という人々が、人間の頭にかつて浮かんだことのないような最大の絶滅行動〔大虐殺〕の犠牲となった」と言及した上で、その「責任」を未だに言及し続けるドイツ政府を褒めちぎっています。
この演説は、共産党が真の支配者の意向を了解したとの表明では無かったのでしょうか?背後に、先に死去した大物幹部M氏にまつわる大スキャンダル、不破氏自身の敷地1000坪といわれる住宅にまつわる脅迫があったか否かは私の知る所ではありませんが。そもそも革命を志す党の大幹部が、東京に一旦事があっても、すぐに駆けつけることができない遠地に住んでるなぞということは、常人には想像しがたいことです。
以上、縷々書いてきたことから導かれる結論は、
(1)共産党指導部は困窮する大多数国民の味方ではないということ、
(2)一般党員は、自らの指導部を疑惑すべき
ということです。
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