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【社説】民意は安倍政権を見限った 参院選・自民党大敗 「安倍首相は、自ら身を引くべき」…西日本新聞
1 :依頼112@試されるだいちっちφ ★:2007/07/30(月) 03:18:05 ID:???0
★民意は安倍政権を見限った 参院選・自民党大敗
第21回参院選挙で、民主党が大きく躍進し、参院の過半数を野党が制したのに対し、
自民、公明の連立与党は合計でも40議席台にとどまり、改選議席の3分の1以上を失った。
参院での主導権は完全に野党に移る。惨敗と言うしかない。
安倍晋三首相が率いる政権与党に、有権者が不信任を突きつけたとも言える。2005年
総選挙で、同じ与党が大勝したことが信じられないような民意の劇的反転である。
安倍政権にとって初の本格的な国政選挙となった今回は、有権者に「安倍政治」の審判を
仰ぐ機会でもあった。そこでの厳しい評価を、首相は重く受け止めねばならない。
安倍首相は「改革の責任を果たしていくことが課せられた使命だ」と続投の意向を表明した。
しかし、その判断は正しいものだろうか。
衆院で与党が圧倒的多数を維持していても、参院での過半数割れは、政権運営を著しく
難しくする。与野党対決法案はことごとく参院でストップし、予算関連法案の審議が止まると、
予算執行も困難になる。
敗北の責任は、やはりトップが引き受けねばならない。それが筋である。安倍首相は地位に
恋々とすることなく、自ら身を引くべきだろう。
敗因は「年金」だけでない
当初から、与党の苦戦は予想されていた。最大の争点であった年金問題での有権者の怒り
が当然、投票行動に反映されるとみられていた。事前の世論調査では、政府の年金問題対応
に60%の人が批判的だったのである。
「宙に浮いた」あるいは「消えた」年金記録の扱いについて、首相は「私の内閣ですべて解決
する」と約束したが、それくらいで収まるような反発のレベルではなかったということだ。
首相は選挙中、社会保険庁を悪者にし、その「解体」で年金健全化を演出しようともした。
だが、これは逆効果ではなかったか。不始末したこの手が悪いと自らの手をたたくようなもの
である。責任転嫁に聞こえた。(>>2以降へ)
=2007/07/30付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syasetu/20070730/20070730_001.shtml
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