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安倍自民が惨敗、続投宣言に党内猛反発
安倍自民党が歴史的惨敗を喫した。第21回参院選は29日、投開票が行われ、自民党は公明党との与党で、非改選と合わせても参院の過半数維持に必要な64議席を獲得できず、結党以来初めて参院第2党に転落した。獲得議席は橋本龍太郎首相(当時)が引責辞任した98年の44議席にも遠く及ばず、過去最低の89年36議席に迫る状況。安倍晋三首相(52)は、惨敗の責任を認めながらも続投表明したが、党内からは公然と首相への辞任要求が出ている。
安倍首相は午後9時半、党本部に入り、無表情で当選者の名前にバラの花をつけた。与党が参院で過半数を維持する「64」を大きく割り込み、橋本首相が退陣に追い込まれた44議席も割り込んだ。89年の史上最低議席36に迫る「想像もできない」(幹部)惨敗だった。
しかし、安倍首相は早々と続投を表明した。「私の責任は極めて重い」と認めたが、「基本的な政策は間違っていなかったと思うし、国民のご理解をいただいている。反省すべきは反省し、新しい国づくりを進めたい。改革を続行する約束を果たすのが私の責任」と繰り返した。安倍政治への「NO」が惨敗という形になっても、「国民の理解をいただいている」と言い張った。「政権運営は厳しいが、信念を持って野党の話にも耳を傾けて結果を出していきたい」と、独りよがりの理論を並べた。
必然の結果だった。最終盤まで、自民党は選挙を戦える態勢ではなかった。消えた約5000万件の年金記録問題の後手後手の対応がたたり、支持率は5月下旬から急落。相次いで閣僚に事務所費問題が取りざたされ、疑惑が持たれた松岡利勝前農水相は自殺した。久間章生前防衛相(66)の「原爆投下はしょうがない」など失言も相次いだが、松岡氏の後任、赤城徳彦農水相(48)の事務所費問題が追い打ちをかけた。赤城氏は領収書の公開を一切拒否。さらに二重計上も発覚し、国民の不信感を増幅させたが、これらの閣僚を任命したのは首相だった。
首相周辺は「逆風は総理の問題ではなく、閣僚の問題」(石原伸晃幹事長代理)と責任論を封印。中川秀直幹事長(63)は辞表を提出、青木幹雄参院議員会長(73)も辞意表明したが、負けても責任を取らない首相に、党内は一枚岩ではない。後藤田正純衆院議員(37)は「美しい日本なら美しい責任の取り方がある。再チャレンジなら政治家としての再チャレンジもある」と辞任を要求。加藤紘一元幹事長(68)は続投について「首相本人だけでなく自民党も傷つくのではと憂慮する」と批判した。舛添要一氏(58)は「学芸会内閣のツケ。自民党がゴキブリやヘビ、ネズミと同様に『これだけは嫌』と拒否政党になった」とぶち切れた。
首相は30日未明、落選報告に訪れた保坂三蔵氏(68)に「申し訳ない」と、わびた。近く、内閣改造と執行部人事で人心を一新する意向だが、「続投しても2〜3カ月で政権は立ちいかなくなる」(無派閥議員)との見方が強い。昨秋の総裁選で、小泉純一郎前首相(65)を継ぐ「選挙の顔」を期待されて総裁になった安倍首相は同僚にも民意にも見放され、がけっぷちに立たされた。【中山知子】
[2007年7月30日8時11分 紙面から]
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