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http://amesei.exblog.jp/d2007-07-30
アルルの男・ヒロシです。
参院選の結果が出そろった。都心では午後に雨が降ったにも関わらず、自民党が大敗で40は超えないと確定したようだ。公明党の大敗は、どこかのテレビで田勢康弘氏が言っていましたが、あまりにも与党にとどまることをこだわるあまりに、党の尊重する平和主義をないがしろにする動きに反発があったという事だ。創価学会の組織票を公明党が固めきれなかったということであり、公明党の間では、安倍路線に対する反発が急速に高まるはずだ。
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◆自民惨敗37議席、民主躍進60議席・参院選全議席確定
安倍政権で初の大型国政選挙となった第21回参院選は29日、投開票され、30日朝、全議席が確定した。自民は選挙区、比例代表とも不振。改選64議席から37議席に転落する歴史的惨敗だった。公明も後退して9議席となり、与党は非改選を含め参院で過半数を大きく割り込んだ。民主は60議席に達し、初めて参院第1党に躍進した。安倍晋三首相は引き続き政権を担う意向だが、政権運営は容易ではなく、政局は緊迫の度を深めている。
◆参院選、民主60・自民37・公明9
参院選は民主60、自民37、公明9、共産3、社民2、国民2、日本1、無所属7で議席確定。民主が参院第1党に躍進。
◆1人区で民主圧勝、自民は6勝23敗
参院改選1議席の29の1人区は、自民が6勝23敗と大幅に後退。民主は21選挙区に公認を擁立、17選挙区で勝利。
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今回の選挙で、私の住む東京選挙区でいちばんの大狂わせは、自民党から出た丸川珠代が当選してしまったことである。選挙期間中に、3年間投票していなかったことが発覚し、よもや当選はあるまいと思っていたが、組織票を固めたはずの保坂三蔵に小差を付けて当選してしまった。丸川を支持するのは平沢勝栄だけのはずで、市議、都議、区議は保坂支持の筈。やはり、右腕のブレスレットは何らかの宗教票を意味していたのだろうか。さすがに無党派だけで50万票も取ることはあり得ない(と信じたい)。しかし、自民都連としては怒り心頭だろう。
私は、今回は普段は弱小政党に投票するのだが、選挙区は民主党の女性候補に入れた。当初は、共産党か国民新党に入れることも考えたが、結果的に勝ち目のない候補に入れても仕方がないと判断した。ただ、比例区では天木直人氏に入れた。九条ネットは議席は獲得できなかった模様だ。仮に、例えば、天木氏が国民新党から出たとしても、国民新党も選挙区で当選者を出すのがやっとだから、当選は出来なかっただろう。(要するに、「憲法問題」を争点にする候補にとっては大逆風だった)九条ネットという団体の一部の支持母体について、批判が取りざたされたが、候補者が良くとも、政党に問題があったと思う。
保守系の護憲派の受け皿はやはり民主党しかなさそうである。民主党も生活者ネットのようなハト派と、前原誠二のようなタカ派が共存することでどっちの勢力も一進一退となり、やたらめったらに改憲出来なくなるだろう。だから、護憲派は民主党に「草」を送り込む方がいい。
今回の結果を受けても安倍首相は辞任しないということである。一方、カバ顔の中川秀直幹事長は辞任した。首相が辞任しないのは、他のコンテンダーにその準備が出来ていないからで、現在の最悪の自民党のリーダーを誰も引き受けたくはないからだ。
しかし、夏が明けるまでに各派閥の間で何らかの「親安倍」「反安倍」のグループが形成されるようになり、1年以内には開催されるであろう衆議院選挙に向けて、動きを見せるはずである。あるいは、森政権末期のように首相のスキャンダルが突如浮上し、首相周辺でもカネにまつわる事件が多発するかもしれず、そうなると解散に追い込まれることになる。民主党が候補を全部擁立していない段階で選挙に持ち込めばギリギリで勝てると安倍首相が考えれているとすればそうなる。
しかし、それまでは党の歴々は、安倍晋三を「ボロぞうきん」のように使い倒し、矢面に立たせることで切り抜けるはずである。自民党は、青木幹雄も参院議員会長を辞任、片山虎之助も落選ということで、残る大物はいずれも「森派(と麻生派)」という状況になっている。
民主党もどの程度、自民党の分裂工作を行うか。割れるとすれば、加藤紘一あたりのリベラル・グループだろうが、党を割ることが出来るとは正直、思えない。
ともかく、「改憲ムード」からやや後退したようでとりあえずは一安心である。小沢一郎は、アメリカに対しては、特にブッシュ政権に対しては批判的だろう。次期政権がいずれの形にあっても、イラクやアフガニスタン政策については、仮に民主党政権が日本で誕生すれば、非協力的に臨むと思う。
株価については、材料には為るだろうが、既に米国発の世界同時株安が進んでおり、こっちの方が重要。また、円キャリーのリワインドも起きており、円高になっているので、ドル安に向かう形になる。ただ、今のところ、国債金利は下がっているので、国債暴落には為らないと思う。
それから、欧米では巨大合併が次々と延期ないしは頓挫の様相を呈してきた。巨大買収といわれた五〇億ドル規模のダウ・ジョーンズ買収も、創業者一族の一部と創業者一族側のボストンの弁護士事務所が反対に回るらしいので、マードックが買収価格を上げなければ株主であるバンクロフト一族の同意は得られないようだ。
さらに、PEファンドが主導した、イギリスの大手百貨店買収、大手飲料メーカーの分割買収、クライスラー自動車の買収など巨大買収案件だが、銀行の発行する債務証券を購入する投資家に鈍りが見えている。PEファンドの資金調達に使われるCDOと呼ばれる「ジャンク・ボンド」と、サブプライムローンの問題が密接に絡んでいることは既に書いたとおり。PEファンドの幾つかは、株価が下がったり経営困難に陥った企業を買収するハゲタカ化すると見られている。
さて、欧米では夏の休暇に入っているようで、私の知り合いの海外在住の人たちもブログ更新を休止するという人もいる。私もその例に倣って、しばらく九月まで原則として更新をやめようと思います。
(貼り付け開始)
投票率44.82%、前回並み=午後7時半現在−参院選
7月29日23時1分配信 時事通信
総務省が発表した第21回参院選の中間投票率は29日午後7時半現在44.82%と、2004年の前回同時刻比で1.02ポイント下回っている。ただ、期日前投票者は1079万8996人と過去最高を記録しており、最終投票率は前回の56.57%を上回りそうだ。
都道府県別に見ると、11.45ポイント減の群馬県を筆頭に、宮崎県が8.42ポイント減、鹿児島県が5.73ポイント減となるなど、34都道府県で前回を下回っている。
最も投票率が高いのは島根県で58.07%、最も低いのは群馬県の37.6%。男女別では男性が45.46%、女性が44.21%となっている。
最終更新:7月30日1時2分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000079-jij-pol
(貼り付け終わり)
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