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参院選 自民惨敗 「小泉旋風」から「安倍逆風」へ
7月30日9時46分配信 毎日新聞
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バラの少ない当確ボードの前でテレビのインタビューに臨む安倍晋三首相=東京・永田町の自民党本部で29日午後11時23分、兵藤公治撮影
01年参院選では、就任直後の小泉純一郎首相の圧倒的な人気を追い風にして、多くの自民党候補が当選した。01年当選の前職で、今回の参院選に臨んだのは41人。しかし、自民党を取り巻く空気は「小泉旋風」から「安倍逆風」へ一変し、各地で厳しい選挙戦を強いられた。
自民は01年、参院選の勝敗のカギを握る1人区で25勝2敗と大勝したが、今回は大半の選挙区で民主党候補の背中を追う展開となった。
とりわけ注目されたのは岡山選挙区。大ベテランの自民党参院幹事長、片山虎之助氏が、民主新人の姫井由美子氏に終始、押されっぱなしだったからだ。片山氏は小泉内閣の総務相だった01年参院選で、民主前職に2倍以上の得票差を付けて圧勝したが、今回は最後まで安倍政権の不人気にあえいだ。
高知選挙区の田村公平氏も、01年参院選では、橋本大二郎高知県知事の支援を受けた無所属新人候補を「小泉人気」に乗ってかわしたが、今回は民主新人の武内則男氏に先行を許した。
選挙戦中の16日には、自民党公認でありながら安倍晋三首相が掲げる「美しい国」について「意味がよく分からない。地震対策など政府の責任で予算をつけてほしい」と公言。人気が低迷する安倍首相と距離を置いて戦った。
熊本選挙区の三浦一水氏も、01年には全候補者得票数の55.5%を得て圧勝したが、今回は民主新人の松野信夫氏を追う立場に。同じように自民前職が民主や野党共闘の候補にリードを許す展開は、秋田の金田勝年氏、栃木の国井正幸氏、滋賀の山下英利氏ら、他の1人区でも相次いだ。安倍首相は自ら精力的に激戦区を回って人気挽回(ばんかい)に努めたが、民主への流れを食い止めることはできなかった。
前職候補が苦しんだのは、改選数2以上の複数区でも同様だ。自民は改選数が1増えた東京(5人区)、千葉(3人区)で2候補を擁立したほかは、各複数区の候補を1人に絞り、守りを固めた。それでも、小泉前首相の地元、神奈川(3人区)で、01年にトップ当選を果たした小林温氏が、2人を擁立した民主より劣勢に置かれ、大阪でも01年に1位で当選した谷川秀善氏が、民主新人の梅村聡氏にリードを許し、残り議席を争う側に回った。【平元英治】
最終更新:7月30日9時46分
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