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民主は複数区も圧勝 自公協力、逆風にかすむ
2007年07月30日10時00分
民主の勝利は改選数1、3、5の「奇数区」で際立った。
当選した候補者につけられた赤い花の前で笑顔を見せる菅直人代表代行=29日午後11時30分、民主党本部で
とりわけ自民が29選挙区すべて、民主が21選挙区で公認候補を立てて直接対決となった1人区。自民が6勝にとどまったのに対し、民主は17選挙区で当選を決め、前回の27選挙区中9選挙区からほぼ倍増した。青森、岩手、山梨、三重、滋賀、奈良、岡山、長崎では非改選も含めて議席を独占した。
民主は18ある複数区でも23議席と躍進した。3人区の千葉と神奈川では新顔2人、埼玉と愛知では前職と新顔を擁立し、5人区の東京でも前職と新顔を立てて全員当選したのは積極策が功を奏した形だ。
追い風に乗った野党陣営の共闘も成功し、秋田、富山、愛媛、宮崎、沖縄の5選挙区で推薦した無所属候補が自民前職に挑んで全勝。群馬と島根では国民新の公認候補を民主が推薦して自民前職と対決し、島根では勝った。
逆に自民は12選挙区が非改選も含め議員のいない「空白区」に。選挙区の前職30人のうち16人が落選する大敗だった。自民の退潮ぶりは、26の1人区で3勝にとどまるなどした89年に匹敵する。
農村地域が多く、地方に集中する1人区は伝統的に自民支持層が厚いとされてきた。
ところが今回、四国は全敗、中国や九州でも相次ぎ落選した。佐賀では59年以来無敗を誇ってきたが、半世紀ぶりの敗退を喫した。青木幹雄参院議員会長の地元・島根では、公認候補が敗れたのは89年以来だ。
自民の受けた打撃の大きさは、岡山での片山虎之助参院幹事長の落選が象徴している。自民の強い土地柄だが、民主は小沢代表ら幹部が重点的に支援した。
強い逆風の中では自民、公明両党による与党の共闘もかすんだ。埼玉と神奈川、愛知では公明の前職が民主の2候補らに敗れた。
公明は支持母体の創価学会がフル回転したが、自民との協力は順調とは言えなかった。
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