★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 810.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
組織決定という罠
5月27日:パート2
午後8時30分。 高崎から東京に向かう列車の中で、パソコンを起動させた。 今晩は午後11時過ぎから東京都内で「重要な会合」がある。 予定より早い新幹線に乗れた。 夜の会合までに、ゆっくり食事をして、今後の選挙戦略を考える「1人の時間」を持てそうだ。
さて、本日は地元の「5つの会合」に足を運んだ。 自民党伊勢崎佐波支部拡大役員会議、県議会議長に就任した前橋選出某県議の「新緑の集い」、某比例候補者を支援する2カ所の集会、前橋で開催された「新しい知事を作る会発会式」だ。 入居者のご老人から「ぜひ一度顔を見せて!」と手紙をもらっていたケア・ハウスも訪問した。
午前11時からの前橋選出某県議の後援会会議には、約500名がつめかけていた。 7月の参院選挙の候補者として、短い挨拶をさせてもらった。 乾杯後、立食パーティーの会場を猛スピードで回った。(*決戦は乾杯後だ。) これまで何度も顔を出している後援会の集まり。 それでも「直接会ったのは初めて」という人が、結構いた。 少なくとも、300名以上の参加者と言葉を交わし、握手をした。 「先代のオヤジさんの時は、よく家に来てくれたけど、あんたはちっとも顔を見せない。選挙の時ばっかりお願いされても、応援するもんか!」と怒っている自治会関係のご老人が1名。(*ここまでカンカンに怒ってるなんて、関心のある証拠だ。脈がある。) 「あなたは、テレビでしゃべり過ぎだ。政治家なんだから、もっと地道にやらないとなあ!」と言っていた60代くらいの男性が1名。 「山本さん、農家のことをちゃんとやってくれ!オレたち農家は、もうギリギリの状態なんだからさ!」と自民党の農政を批判する男性が2名。 それ以外は、概ね「ポジティブな反応」だった。
「え?7月は参院選挙も忘れないでくださいって?!分かってるから大丈夫だよ!」「あ、山本一太さん、やっと来てくれたわね。いつも応援してるのよ。私と一緒に来た00さんも、ぜひ握手したいって!」「あんたは、とにかく演説がうまい!その話術はどこで憶えたんだい?」「前回も一票入れました。一緒に写真とってくれませんか?」 国会議員にとって、地元有権者の激励ほど嬉しいものはない。
自分は「組織の決定」とか、「団体の推薦」とかを鵜呑みにしない。 組織を構成する1人1人の気持ちは、こうして実際にコンタクトをとってみなければ、けっして分からない。 「これだけ人が集まったんだから大丈夫だろう!」「これほど数多くの業界団体から推薦を取り付けたんだから、票に結びつくだろう!」「あの有力政治家が、後援会を招集してあそこまで言ってくれたんだから、あの会のほとんどのメンバーに名前を書いてもらえるだろう!」 こうした「楽観セオリー」を総称して、「選挙の罠」と呼んでいる。 有権者の意識はがらりと変わっているのだ。
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/archive/20070528-1--10
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: