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礒崎氏、リードわずか/終盤情勢 本社調査
2007年07月27日
朝日新聞社は24、25の両日、参院大分選挙区(改選数1)について、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて総合的に終盤の情勢を探った。激戦の中、礒崎がわずかにリードした状況で逃げ切りを図る。矢野と松本が激しく追い上げており、逆転の可能性もある。後藤、山下は伸び悩んでいる。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は6割に満たず、情勢は流動的だ。 (敬称略)
投票態度を明らかにした人を分析すると、序盤調査と同じく、礒崎がリードを保っているが、終盤調査では、矢野、松本に対する差はわずかなものになっている。
礒崎は安倍首相をはじめ党幹部や「小泉チルドレン」らの応援も受け、与党の候補であることを強く訴える選挙戦。自民支持層の7割超と、推薦を受ける公明支持層の大半を手堅く固めている。民主支持層の1割近くにも食い込んでいる。無党派層の支持は序盤調査と同じく1割台にとどまっている。
県全域で安定した支持を集めている。特に県中部では松本、県北部では矢野に水をあけている。年代別の支持は60代以上で4割、20代でも3割を占める。農林漁業者層や主婦層、無職層でも4割ほどの強い支持が出ている。
矢野は民主支持層への浸透が序盤調査では5割。終盤調査でも大きな変化はみられない。投票態度を明らかにしていない人が、民主支持層にはまだ3割いる。矢野は21日に民主党に入党し、陣営も都市部など人口の多い地域を中心に、選挙ポスターに党名とロゴマークを入れたシールを張って、「民主の矢野」としての浸透を図っている。
無党派層では3割を超える支持が出ており、2割台かそれ以下にとどまる他の4候補に水をあけている。まだ7割が「投票態度を決めていない」としている無党派層にどれだけ浸透できるかが鍵だ。
年代別の支持は40代で3割あるが、20代や70歳以上で2割に届かない。
松本は、旧総評系労組が主導する組織選挙が機能している。推薦を受ける社民の支持層はほぼ固めきった。民主支持層からも3割近い支持が出ている。
無党派層への浸透は、序盤調査では矢野と分け合っていたが、終盤調査では矢野に水をあけられつつある。県南部、北部に比べ、県中部で伸び悩んでいる。20代では3人に1人の支持を得る浸透ぶりだが、同世代の60代は弱い。
後藤は6年前に公認を得た自民や、民主の支持層への食い込みが、序盤調査では2割前後あったが、終盤調査ではともに1割ほどにとどまっている。無党派層には2割の支持が出ている。県選出初の女性国会議員をアピールするが、女性からの支持でも礒崎、矢野、松本に及ばない。
山下は序盤調査で20代の支持が2割を超えるなど若年層で好感度が高かったが、終盤調査では全般的に勢いがない。共産の8割を固めるが、無党派層で1割の支持が出ているほかは、広がりが見られない。
後藤 博子59 党副幹事長 国現(1)
松本 文六64 医療法人理事長 無新 〈社〉
礒崎 陽輔49 〈元〉総務省参事官 自新 〈公〉
山下 魁30 党県委員 共新
矢野 大和51 〈元〉佐伯市職員 無新
(届け出順。敬称略。丸数字は当選回数。四角囲み政党は推薦。矢野氏は民主県連推薦)
調査方法 24、25の両日、県内の有権者に対し、「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1765件で、そのうち1010人から有効回答を得た。回答率は57%。
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