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天の時、地の利、そして最後に「人の和」がないと戦いは勝てない。永田町徒然草は今日で500号となる。このひとつの区切りに「人の和」という面から今回の参議院選挙をみてみることにする。まず与党の方であるが、自民党と公明党はひとつの党であるかのように文字通り一体となって戦っている。しかし、このことがかえって裏目に出ているのが今回の選挙の選挙の注目すべきところである……。
自民党と公明党の連立がおかしいといったのは、何も白川だけではないのである。公明党との連立がひとつの争点になった1999年(平成11年)9月の自民党総裁選では、加藤紘一氏も山崎拓氏も公明党との連立に反対したのだ。世論調査などでも公明党との連立に反対という意見が圧倒的に多かったのだ。そして公明党との連立後、はじめて行われた2000年6月の衆議院議員総選挙では与党であった自民党も公明党も保守党も大幅に議席を減らしているのである。もう皆んなこういう事実を忘れている。政治の世界には、忘れなければならないこともあるし、絶対に忘れてはならないこともあるのだ。
6年前の参議院選挙で自民党が大勝したのは、小泉フィーバーがあったからで公明党との連立がもたしたものではない。3年前の参議院選挙では民主党の獲得議席は50に対して、自民党は49であった。公明党との連立は決して万能でもないし、世間や野党がいうほど強くもないのだ。確かに創価学会という大きな塊はあるが、全有権者からみたらほんの数パーセントでしかないのだ。そして創価学会・公明党に対する反感や拒否感は、依然としてある。創価学会・公明党を味方につけてもそれ以上の有権者の支持を失ったのでは、差し引きマイナスだという単純な“算数”が分からないほど愚かな自民党に成り下がったのである。
自民党という政党は、政権をとるためならば何でもやるということはかなり多くの人々が知っている。郵政造反議員の復党・子を産む機械やナントカ還元水などの問題発言・宙に浮いた年金記録問題等に対する安倍首相や自民党の対応について、公明党が結局は何にもしないのをみて国民は自公“合体”政権の嫌らしさや浅ましさに気が付いたのだ。多くの評論家が今回の選挙で自民党が苦戦をしているのは、有権者が“お灸をすえる”気持ちをもっているからだといっている。私はそうではないと思っている。多くの国民が自公“合体”政権の本性をみて、これに対して反発や反対をしているのだ。国民は政治評論家などより、もっと本質的なところで政治を捉えているのだ。
いっぽう野党の方の「人の和」はどうであろうか。例によって相変わらず共産党は沖縄(野党系無所属候補―糸数慶子氏を推薦)を除く全選挙区にすべて候補者を擁立している。3人区や5人区に候補者を擁立することをどうこういうつもりはないが、オリンピックではないのだから候補者を立てて戦っているからといってエライというものではないだろう。特に1人区では沖縄のように推薦という形で自公“合体”政権を倒すために戦う必要があると思う。“○○統一戦線”というのは共産党の十八番ではなかったのか。沖縄を除く全選挙区に候補者を立てているにもかかわらず、比例区でも共産党は厳しい情勢と報道は伝えている。多くの人が私と同じような感じをもっているから、結果として比例区でも共産党に投票しなくなるのだろう。
共産党を除く民主党・社民党・国民新党の野党共闘はかなり順調にいっている、と私は思っている。なぜここに共産党が加われないのか残念である。双方に言い分のあることは承知してるが、やはり残念である。いまどき共産党が支援していると自民党や公明党が“赤攻撃”しても、効果はないであろう。かえって馬鹿にされるだけであろう。このことは社会保険庁の職員組合を“自治労”だといって自民党や公明党が攻撃しているが有効打になっていない。このことをみても赤攻撃など恐れる必要はない。野党共闘の中に国民新党がいる意味は大きい。自公“合体”政権を倒すためには、これまで政権側の者が反対に回ることがどうしても必要なのである。体制側の人間が、もうこの体制ではダメだと思いかつ行動したとき“革命”は起きるものだからである。私はその兆候としてこの動きを捉えている。
「人の和」という面からみても、問題がないわけではないが概ね順調にいっている。さあ、「天の時、地の利、人の和」が揃った。今回の選挙は、必ず勝てる。自民党や公明党に歴史的敗北を喫しさせることできる。あとはこの2日間の同志の不屈不倒の戦い如何である。私は全国民に向かって檄を発する。
自公“合体”政権に鉄槌を加えよう!
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