★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 504.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□「塩ジイ」になりそこねた男 柳沢厚労大臣本日も仕事なし [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070726-02-0702.html
2007年7月26日
「塩ジイ」になりそこねた男 柳沢厚労大臣本日も仕事なし
大詰めの参院選は自民党の敗北が濃厚。閣僚は全国各地を応援で駆け回っているが、「女性は産む機械」発言の柳沢伯夫厚生労働相だけは、人目につかないようにひっそり「謹慎」の日々を送っている。
失言への反発に加え、年金問題の担当大臣でもあるため、どこからも応援のお呼びが掛からない。公示日は地元の静岡選挙区から出ている自民党候補の出陣式に出席したものの、それすら「忙しければ結構ですから」と、婉曲なお断りの連絡があったとか。
「今や自民党候補の集会には、ほとんど公明党支持者が動員されているが、『産む機械』発言には創価学会婦人部のアレルギーが強く逆効果」(自民党選対)なのだという。
記者クラブに発表される日程表には、連日「省務」の二文字が素っ気なく並ぶ。と言っても、選挙中の霞が関は「夏休み」状態で、ろくな仕事があるわけもなく、「実際は地元の自宅に引きこもっているようです」(厚労省関係者)。何ともお気の毒だが、与党内にも同情論は少ない。
「安倍晋三首相はラジオ・テレビへの露出を増やしたが、年金問題の説明がくどいので視聴者はうんざりし、余計に支持率が下がってしまった。本来、細かな説明は厚労大臣がやるべきなのに、柳沢氏が表に出られないからです。早く交代しておけば、もっと展開は違った」(自民党選対)
柳沢氏は昨秋の自民党総裁選で、派閥横断の安倍選対の本部長を務め、論功行賞で入閣。「小泉政権だって、初めは塩ジイ(塩川正十郎・元財務相)が重し役でいたから軌道に乗った。安倍首相はベテランで政策通の柳沢氏に、あの無愛想なキャラクターで自分の内閣の『塩ジイ』になってもらうつもりだった。官邸の首相補佐官たちは若手中心ですしね」(自民党幹部)。
結果は、「失言連発内閣」で真っ先に悪いお手本に。
「年金問題の対策が後手に回り、ここまで燃え広がったのも、柳沢氏に情報が入らず、センスもなかったから」(同前)。ついには社会保険庁の業務を、常駐の学識者らに監視され、問題があれば総務相が厚労相に勧告する仕組みまで作られた。「大臣失格」の烙印を押されたも同然だ。
選挙後、安倍政権がわずか十カ月でここまで無様なことになった責任問題が、与党内に噴出するのは必至。「塩ジイになり損ねた男」柳沢氏が、「戦犯第一号」に挙げられるのは避けられそうにない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: