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[「中間層の没落傾向」を抑止するため、参院選後に見据えるべき二つの視点]の残照
[本 題]<2007年春、ドイツ旅行の印象[ローテンブルク編]>の残照
▲マルクト広場の風景
f:id:toxandoria:20070726111737j:imagehttp://hvanilla.web.infoseek.co.jp/rothenburg/rothenburg2.htmlより
▲マルクト広場の俯瞰ショット
f:id:toxandoria:20070726111847j:image
市庁舎の尖塔(一枚目画像の左端、画像が切れている部分にある)から見下ろした広場(噴水がある辺り)のショットです。おおよそ、一枚目画像の撮影スポット辺りの俯瞰です。
▲市庁舎・尖塔から撮ったローテンブルクの遠景(南東方向)
f:id:toxandoria:20070726111925j:image
▲マルクト広場のライブカメラ → Webcams auf dem Rothenburger Marktplatz.、http://www.rothenburg.de/index.php?get=1355
ドイツと日本の時差8時間をご考慮のうえ、ご覧ください。
・・・・・以下は、[2007年春、ドイツ旅行の印象[ローテンブルク編、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070723のコメント&レスの再掲です。・・・・・
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信濃のアブマガ 『「全野」掲示板へ参院選後の情報をありがとうございました。16年前に私も同じコースを仕事で撮影して回りました。
写真を見る限り、自然も町並みも、何にも変わっていませんね。日本の景観はこの16年間にさらに変わってしまいました。変えた張本人たちが「美しい国」とか叫んでるのですから、あきれ返ります。』(2007/07/25 11:27)
toxandoria 『“信濃のアブマガ”さま、コメントありがとうございます。
これはヨーロッパ人一般に共通することかも知れませんが、特にドイツ人の<物的モニュメント(歴史的建造物など)>の保存にこだわるシブトい感性には驚かされます。数百年の時間をかけた壮麗な教会建築、あるいは空爆で破壊された旧市街・旧建造物の完全復元(例えばドレスデン)などに、それが現れています。
これは目に見えるカタチだけの問題ではなく、法の下の平等、主権者意識、市民意識、公共空間など民主主義の根本にかかわる概念についても大きな影響を与えていると思います。
最近、“東西における<結界のあり方=サンクチュアリの仕切り方>の違い”を論ずる、ある著名な文化人の講演会を拝聴する機会がありました。結論は、日本人の結界のあり方の特徴は、「相撲の土俵」や「神社の鳥居」のように物的に開放されており、その分だけ(物的な存在に拘らないだけ)伝統的な日本文化の精神性は西洋に比べて高尚なのだというようなことでした。
しかし、このような“文化人らの短絡思考”こそが「美しい国」を叫ぶ極右的な偽装政治家たちに国民を誑かす手段を与えているのではないかと思います。例えば、<広島の原爆ドーム、ベルリンのTopography of Terrors (恐怖政治の地誌)あるいはホロコースト記念碑(参照、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070423)>のような、国民一般の精神環境に絶えず反戦と平和のための原点を意識させるモニュメントの創造・保存こそが非常に重要だという理解が、今の日本に欠けていると思っています。
ヨーロッパ流(ドイツ人に代表される)の執拗な物的モニュメントへのこだわりがあってこそ、何百年もの時間をかけて理想の民主主義社会を実現しようとするシブトい理念型政治の発想が生まれるのだと思います。他方、「美しい国」を叫ぶ世襲(寄生)政治家たちは、仲間内の都合に合わせて靖国神社のようなモニュメントを利用しています。
そこに透けて見えるのは“高尚な無形の結界”(=美しい日本の伝統文化)ならぬ、世襲(寄生)政治家たちの醜い私利私欲への拘りだけです。しかし、その“見かけ上の分かりやすさ”に純朴な過半の日本国民は騙されそうになる訳です。』(2007/07/25 15:35)
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