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◆三重＝改選数１
民主現職の高橋千秋候補＝国民新推薦＝が依然、優位に選挙戦を展開。自民新人の小野崎耕平候補＝公明推薦＝が後を追う。
高橋候補は県内全域でリード。民主支持層のほか自民、共産支持層の各二割強を取り込み無党派層にも浸透する。小野崎候補は推薦を受ける公明支持層の八割をまとめたが、自民支持層の五割しか固めていない。共産新人の中野武史候補は共産支持層の六割を固めた。
◆滋賀＝改選数１
民主新人の徳永久志候補＝国民新推薦＝が引き続き一歩リード。自民現職の山下英利候補＝公明推薦＝が追い上げを見せている。
徳永候補は民主支持層の八割を押さえた。追う山下候補は、自民の支持を六割近くまで固め、無党派層にも広がりを見せる。
共産新人の坪田五久男候補は共産支持層の取りまとめを図るが、一部が徳永候補に流れている。
◆長野＝改選数２
民主現職の羽田雄一郎候補が一歩抜け出している。自民現職の吉田博美候補＝公明推薦＝が続き、議席維持をうかがう。共産新人の中野早苗候補と社民新人の中川博司候補が現職二人の後を追う。
羽田候補は終盤でさらに浸透、無党派層のほか自民支持層にも食い込む。吉田候補は自民支持層を十分にまとめきれず、無党派層への浸透でも苦戦。中野候補と中川候補は支持層をほぼ固めた。
◆福井＝改選数１
自民現職の松村龍二候補＝公明推薦＝と民主新人の若泉征三候補＝国民新推薦＝が、激しくしのぎを削る。共産新人の山田和雄候補は依然として苦戦している。
松村候補は、七十歳以上や農林漁業、専業主婦などに浸透。自民、公明支持者の半数以上を固めた。若泉候補は五十、六十代の支持が多く、民主、社民支持者の七割近くを固めた。山田候補は、まず共産支持層の支持確保が課題となりそう。
調査の方法＝２２−２４日、中部６県の有権者にＲＤＤ（ランダム・デジット・ダイヤリング）法で実施。コンピューターで無作為に発生させた電話番号にかけ、つながった有権者に対し調査を行う手法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。有権者がいる世帯にかかったのは４６２４件で、３０００人から回答を得た。
中日。
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