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「しんぶん赤旗」2007年7月23日(月)付15面
まど 「くるくる変わる」考
「公明党も安保や自衛隊では我々に近く、互いに論じ合えば一致できる」。憲法改定論議で、二十七年も前にそう予言した人がいます。「昭和の妖怪」こと岸信介元首相。いま、公明党の参院選マニフェストは「3年後を目途に加憲案をまとめる」。予言は現実味を帯びてきました。
○…予言の直前まで公明党は「護憲」でした。日本共産党に論争を挑み、公明党は「現行憲法の将来にわたる擁護を主張している」(『憲法三原理をめぐる日本共産党批判』七四年)。二〇〇一年一月になると、池田大作・創価学会名誉会長が「国民投票制や首相公選制」のための「論憲」を提言。論憲、そして加憲へ急転回のゴーサインでした。
○…日米安保条約も同じ。当初は「段階的解消」を唱えていました。七〇年安保闘争が高揚すると突然「即時破棄」に。「全学連」もどきの「新学同」をつくり、池田氏もヘルメット姿で行進までしてみせました。それがいまや「(米軍再編を)着実に実施し、日米間の安全保障・防衛協力の信頼性を向上」。それにしても、国政の基本政策をなぜこうもくるくる変えられるのだろうか。この党の思考の基準はいったい何なのか。
○…「こだわる必要はない。『三国志』でいきましょう」。池田氏の指導だそうです。「暑ければ上着を脱ぐ、寒ければ上着を着込む。それとおなじ。時に応じて」(『今改めて問う 創価学会・公明党』)。要するに、どうすれば得か損かが判断基準。「未来に責任を持つ」。なんとも空虚です。(虎)
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