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小泉は安倍や中川秀直らに小沢を追い詰めすぎず、次期衆院選まで民主党代表の座にとどまらせる方が得策だと説いてきた。
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投稿者 TORA 日時 2007 年 7 月 25 日 13:51:07: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu148.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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小泉は安倍や中川秀直らに小沢を追い詰めすぎず、次期衆院選
まで民主党代表の座にとどまらせる方が得策だと説いてきた。

2007年7月25日 水曜日

◆安倍晋三の命運と「小泉再登板」説の深層 7月25日 清水直人
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/index.html

「年金記録問題などを見ると、与党が過半数を10〜13議席割る大変な事態に陥るかな、と」。参院選投票日より50日近くも前の6月12日、講演でこんな予測を公言した男がいた。前首相・小泉純一郎の腹心で、首席秘書官を務めた飯島勲である。報道各社の終盤情勢調査は自民党にとって危機的な予測を不気味なほど正確に裏付けつつある。「大変な事態」の次に来るものは何か。首相・安倍晋三の進退は。浮いては沈む「小泉再登板」は果たしてありうるのか――。飯島は今は沈黙を守るばかりだ。
(中略)

「選挙の勝敗などやってみなけりゃ分からない」(小泉)。29ある1人区のうち、半数前後で自民、民主両党はまだ予断を許さない競り合いを続けている。どちらかに地滑り現象でも起きれば結果は大きく変転しうる。民主党は勢いの持続を図り、自民党は危機打開の方策を探る。「事ここに至った以上、小泉前首相に街頭演説の前面に立ってもらいたい」。党執行部から本家「選挙の顔」になりふり構わず頼ろうとする声が出始めたのは、深刻な議席予測を伝える情勢調査が出そろった23日午後だった。

 小泉は既に京都、岩手、愛知、鹿児島などへ遊説を続けている。「安倍さん、かわいそうですよ。よくやっているんですから」「首相が1年や2年でくるくる代わったのでは改革は進まないんです」。くだけた切り出しなど縦横無尽の小泉流で聴衆に安倍支持を訴える。郵政民営化賛成の候補者しか応援しない。安倍より前面に出過ぎないよう街頭演説は避け、「ハコモノ」と呼ばれる屋内での演説会に出番は限っている。ただ、露出の機会を絞れば絞るほど圧倒的な集客力がかえって際立っている。

最後の一人になっても支える?小泉

 21日の愛知遊説の際、ある自民党議員が「この情勢では40議席に届くかどうか…」と危機感をあらわにした。「ふーん、そんなに行くのか?なら、どうってことないじゃないか」。小泉は即座に言い放った。「40なら惨敗」と言う前提で話していたこの議員はまさかの反応に目を白黒させた。小泉は「与党過半数割れでも堂々と胸を張って、野党の主張にも耳を傾けます、と押し渡っていけばいい」とかねて安倍続投を唱える。40議席でも「どうってことない」と言い切る「変人」は誰より強力な安倍の援軍かも知れない。

 飯島が早い段階で壊滅的な議席予測を公言した時、2つの見方が交錯した。第1は安倍を支える小泉の意向をくみ、遅れた選挙対策にカツを入れるためにあえて党内の危機感をあおったという説。第2は小泉の心中は別に、一心同体の腹心として「安倍大敗−小泉再登板」の緊急事態への備えに怠りはないという無言のシグナル、との受け止め方だ。その予測が現実となった今、小泉は依然、「再登板は絶対ない」と言い続け、惨敗して党内で最後の一人になっても後継者として育てた安倍を支え抜く姿勢を崩さない。

 小泉がしきりに口にするもう一つのポイントが「小沢」だ。「小沢代表を大事にしろ」。安倍や幹事長・中川秀直らに小沢を追い詰めすぎず、次期衆院選まで民主党代表の座にとどまらせる方が得策だと再三、説いてきた。選挙戦に入っても20日、小沢のお膝元、岩手県への遊説で「小沢さんは頑張っている。長く続けてほしい」と皮肉たっぷりに持ち上げて見せた。健康への不安と、党内の反小沢勢力との確執を抱え、参院選で勝っても小沢は決して磐石の態勢にはならない、との読みに基づく。

 参院で小沢が全法案否決など極端に強硬な国会戦術に出れば、自民党も無傷で済まないかも知れないが、世論の風向きなどによっては民主党内もガタガタする可能性がある。「小沢は必ず自民党に向かって仕掛けてくる」。小泉はこうも漏らしている。早期解散論を標榜する半面、「政界再編」も口にする小沢が仕掛けてくれば、逆に自民党が民主党の反小沢勢力に手を突っ込む余地も出てくる、との見立てだ。安倍の頭越しに、小泉と小沢は「政界再編」をにらんだ神経戦を既に繰り広げている。

 安倍が続投するにせよ、首相を誰かにタライ回しするにせよ、国会の機能不全でどこかで行き詰まるかも知れない。自民党と小沢民主党の熾烈な仕掛け合いの末に、次期衆院選をいまの2大政党の対決構図のままで迎えるかどうかも読み切れない。政界再編含みの政変――小泉が断固打ち消す再登板が現実味を帯びるとすれば、そんな政局の大転回が小泉の意向をも押しつぶす時だけだろう。29日に与党過半数割れが現実化すれば、それは長い政治ドラマの序章に過ぎない。(文中敬称略)

◆【政論探求】「年金」から「政治構造」争点に? 7月19日 花岡信昭
http://www.melma.com/backnumber_142868/

混迷参院選は大詰めだが、なにやら最大の争点とされてきた「年金5000万件」問題が徐々に薄れていく気配がする。

 5000万件の照合や加入記録の通知の前倒し実施が打ち出されたり、自分の年金記録を確認した人が増えてきたりしたためか。野党関係者から「現金なもので、自分の記録は大丈夫だったということになると、とたんに関心が薄れていく。投票日の1週間繰り延べは痛い」といった本音も聞こえてくる。

 そこへ、被害にあわれた方々には申し訳ない言い方になるが、中越沖地震が追い打ちをかけた。政治の流れはこういう突発事態によって、急変することがままある。

 「年金」だけが争点、といったムードが弱まってきたのであれば、これはむしろ歓迎すべきだ。参院選で問われなくてはならない政策テーマはほかにも山積している。
 マニフェスト選挙がすっかり定着したが、自民党版には「成長を実感に」「改革実行力」といったキャッチフレーズが躍る。民主党は、「生活第一」「政権交代可能な二大政党制を」などと打ち出している。

 そこで、おやっと思ったのは、民主党が「二大政党制」を前面に掲げたことだ。小沢一郎代表の年来の主張なのだが、それでは先の通常国会での「野党共闘」路線との整合性はどうなるのか。

 政党政治を踏まえた議会制民主主義を機能させていくためには、「政権交代可能な二大政党制」が最も望ましいのはいうまでもない。これを実現させてはじめて米英なみの政治構造となる。

 それでは、二大政党の「対立軸」はどこに置くのか。改憲−護憲はもはや対立軸ではなくなった。民主党の打ち出した「3つの約束」にポイントが隠されているように見える。年金全額支給、子供手当、農業の戸別所得補償制度である。

 子供手当は義務教育期間中、1人に月2万6000円を支給するというものだ。農家への所得補償と合わせて、「ばらまき批判」も出ているのだが、どう見ても国があれこれ面倒を見るという「大きな政府」の発想ではないか。

 となると、民主党のいう二大政党は「小さな政府」vs「大きな政府」が対立軸か。それならそれで分かりやすい。

 社会保険庁改革にしても、自民党の非公務員型・日本年金機構は民営化(つまり「小さな政府」)志向といえる一方、民主党案は国税庁との統合で歳入庁をつくるというのだから「大きな政府」型だ。

 この参院選攻防が政治構造の将来像に直結していくのなら、その角度からの論戦に期待したい。


(私のコメント)
最近のテレビや新聞は自民党は何議席で安倍退陣かと書き立てていますが、ピンと外れもいいところだ。確かに安倍内閣が大勝する事はないだろう。しかし大きな失策も無いから大敗もないだろう。マスコミはもっぱら事務所経費や舌禍報道に明け暮れて、政策提言というマスコミの果たす役割を果たしていない。朝日新聞などは私怨で安倍下ろしの記事を書いている。安倍が退陣すれば金正日が大喜びだからだ。

安倍総理の弱点は小泉流のパフォーマンスが出来ない事で大衆の人気を取る事ができない事だ。年齢的にも若い事で党や内閣の抑えも弱い。しかし仕事自体は幾つもの法案を通しているし、やるべき事はやっている。問題はむしろ河野談話や村山談話を継承して靖国神社参拝も曖昧なままである事だ。

従軍慰安婦問題でアメリカ議会との摩擦も上手くこなさないと命取りになる可能性もある。ブッシュ政権も外交では大きく舵を切って北朝鮮には融和策で応じるようですが、日本の強硬路線は変えるべきではない。アメリカも外交で行き詰まり北朝鮮である程度外交的成果を上げる必要に迫られている。

花岡氏が記事で書いているように中越沖地震が年金問題一色だった流れを変えた。災害で苦しんでいる人の前で年金で苦情を言ってもしらけるだけだ。年金問題は小沢民主党が練りに練った戦略なのだろう。しかしこれは例によってブーメランになって民主党にはね返るかもしれない。年金問題の発生源は自治労にあるからだ。

清水氏の記事にもあるように前回の衆院選で大勝ちすれば当然の反動が今回の参院戦に出るだろう。やはり政権選択選挙になる衆院選と、そうではない参院選とでは結果が違って出るのは当然であり、どうしても批判票が参院選では出る。だから参院は与野党が伯仲している。

小泉前総理の目論みは民主党の小沢代表を次の衆院選まで続けさせる事であり、小沢民主党であれば次の衆院選で勝てると読んでいるのだろう。小沢代表は健康上の問題があり総理大臣はとても無理だ。そうなれば民主党内で党代表をめぐる分裂も起きて選挙で勝つことは難しいからだ。

もちろん自民党も様々な問題を抱えており、自民党の改革は避けて通れない。とくに小泉自民党で5年半に及ぶ構造改革で地方の自民党組織は弱体化してしまった。そして公明党の組織にますます頼るようになっている。だから投票率が低い方が自公政権にとっては都合がいい。もし自公連立を解消すれば自民党は大敗するだろう。

今回の参院選では民主党が参議院で第一党になるかも知れない。そうなれば少数野党や民主党内の議員を一本釣りして与党連合は過半数を確保するだろう。日本の議会は党議拘束がある反面で、党をかわる議員が後を絶たない。選挙民を馬鹿にした行動ですが、党議拘束があるからこのようなことが起きる。

今回の参議院選挙は何が争点なのだろうか? 年金も民主党なら解決する問題ではない。テレビの政党論争を聞いてみてもどうしたら景気を良くするかという論点が無いのはなぜだろうか? 格差を解消するためには景気をよくして人手不足状態になればパート社員や派遣社員を正社員化せざるを得なくなるだろう。

日本をどうしたら成長経済の軌道に乗せる事ができるのだろうか? 日本経済が低迷したのは中国の低賃金に引っ張られているからですが、中国の元も高くなって円高も最近では収まって円安傾向になっている。中国で製品を作るよりも国内で作った方が良くなり日本回帰の動きが出てきて国内の景気も良くなるだろう。

中国の低賃金を売りものにした経済は農民や労働者の不満を高めている。それに対して日本は高品質の商品で対抗しようとしている。今では米やリンゴまでもが中国に輸出されるようになって来た。中国人も日本の高品質の自動車や家電製品を求める階層も増えてきた。ダンボールの入った肉まんでは中国人もたまらないからだ。

中央と地方との地域格差も小泉構造改革のせいなのですが、規制緩和で大手スーパーや量販店が駅前の商店街をシャッター通りにしてしまった。このようになる事は規制緩和する前から分かっていた事なのですが、国民大衆は被害が現実化しないと分からないのだ。人材派遣の規制緩和も同じ事が言える。安倍内閣がしなければならないことは景気を良くしてこのような歪を正さなければならない。


◆マスコミが垂れ流す世論調査はあてになるのだろうか?

       ∬∫∬
.    .    ∧_∧
      (@∀@#)  ・・・・・。
        ( 朝  )
   /旦 ̄ ̄ ̄ /|
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|  
   | 私怨新聞 |/

●群馬県知事選挙(群馬県)  → 自民公認公明推薦候補が初当選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070723k0000m010093000c.html

●狭山市長選挙(埼玉県)  →  自民公明推薦候補が再選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070723k0000m010112000c.html

●瑞浪市長選挙(岐阜県)  →  自民推薦候補が初当選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070723k0000m010099000c.html

●日進市長選挙(愛知県)  → 自民公明推薦候補が初当選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070723k0000m010103000c.html

.    .    ∧_∧
       (@∀@#)  たかが市長選。群馬県の知事選だけ報道しよっと。
        ( 朝  つ
   /旦 ̄ ̄ ̄ /|   ポイ
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|    〜 /三/
   | 私怨新聞 |/


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