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安倍首相:拉致問題は付け足し 参院選応援で
安倍晋三首相が連日の参院選応援で、最大の「安倍カラー」である拉致問題にあまり触れていない。有権者に「政権の実績」を示して判断を仰ぐスタイルの首相にとって、足踏み状態が続く拉致問題はアピール材料にならず、この問題が置かれた現状も示している。
連日の街頭演説で、首相が拉致を取り上げるのは常に最後で短時間。24日も秋田市などで「横田めぐみさんのお父さんとお母さんが、めぐみさんをしっかりと抱きしめることができる日まで、全力で取り組んでいく」と、12日の公示以来ほとんど変わっていないフレーズを口にした。
首相は政権発足当時、拉致問題を最重要課題に掲げたものの、政府が北朝鮮と直接協議できたのは3月と今月19日の2回だけ。実質的な進展もない。政府筋は「拉致は超党派で取り組む問題。自民と民主に大きな違いがあるわけではない」と指摘するが、実績がなければアピールする材料にもならないのが実態だ。
こうした中、政府・与党内には「安倍路線を止めたいのは北朝鮮」(塩崎恭久官房長官)など、選挙の劣勢を北朝鮮と結びつけて危機感をあおるような訴えも出始めた。【尾中香尚里】
毎日新聞 2007年7月24日 19時30分
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