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□参院選 有名人応援も「芸」はダメ!? [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070725-00000050-san-l11
参院選 有名人応援も「芸」はダメ!?
7月25日7時50分配信 産経新聞
29日投開票の参院選で、芸能人ら有名人による応援が相次いでいる。若者や無党派層の関心を引くための戦略だが、芸能人が選挙応援中に「芸」を披露すると、公職選挙法で禁じられた「利益供与」に当たるという解釈も。そのため、ダンサーは踊らず、お笑い芸人はしゃべらないという“物足りない”応援を余儀なくされている。
21日、土曜日の午後6時。JR武蔵浦和駅東口ロータリーには、自民党候補の応援のため駆けつけたダンサーのSAMを一目見ようと、数百人の観衆が集まった。
「(候補は)1歳下のいとこ。小さいころから兄弟のように育った」とSAM。応援はわずか3分で終わったが、自民党の選対幹部は「時間は短くても、ニュースになれば、若い人の心を引き寄せる」と“SAM効果”を期待する。
同じ時刻、JR大宮駅西口では、元プロレスラーの前田日明氏が民主党候補のため演説した。
「民主党を第一党にしてどういう政治をするか見たらいい。ダメだったら替えればいい」
民主党の選対幹部は「普段は演説なんて熱心に聴かない若い人々が、前田さんをじっと見つめて聞いていた。訴える力はすごいね」。
両者とも本業に絡むパフォーマンスは封印。県選挙管理委員会によると、「その人の芸が『金銭を取れるもの』ならば、芸の披露は選挙区民に対する利益供与とされる可能性がある」。しかし「実際に芸能人の応援が公選法違反とされたケースは聞いていない」としている。
選挙サンデーの22日昼、JR大宮駅西口で「握手作戦」を行う公明党候補の横にはお笑い芸人がいた。話芸の代わりに選挙スタッフがハンドマイクで芸人の「18番」のせりふを連呼するという、何とも奇妙な応援に。「お笑いの人はしゃべりが芸だから、ダメ。女優ならしゃべってもいいんだが…」と選対幹部はもどかしそうに話していた。
最終更新:7月25日7時50分
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