★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 247.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
選挙:参院選中盤情勢・毎日新聞総合調査 与党、過半数厳しく
◇自民、1人区で苦戦/民主、第1党の勢い
◇3割が態度未定
毎日新聞は29日投開票の参院選について19〜21日、電話による全国特別世論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民党は29ある1人区を中心とした選挙区と比例代表で苦戦、惨敗した98年参院選の44議席を下回る可能性が強まっている。公明党は01年参院選で獲得した13議席の維持が微妙で、与党が非改選組を合わせた参院の過半数を維持するのは厳しい情勢だ。民主党は過去最高だった04年の50議席を超える勢いで、非改選を合わせて参院第1党への躍進が有力。ただ、投票先を決めていないと回答した人や無回答が選挙区で33%、比例代表で31%おり、終盤情勢は流動的だ。(2、3、7面、地域面、社会面に関連記事、8、9面に各選挙区の情勢)
参院の総定数は242で、改選数は選挙区73、比例代表48の計121議席。与党が過半数(122)を得るためには64議席が必要となる。
焦点の1人区では自民党は1けた台にとどまる可能性が高い。群馬、和歌山、山口、大分の4選挙区で優位な戦いを進めているが、東北、中国、四国、九州など同党の強力な支持基盤だった地域で劣勢になっている。
2人区(12選挙区)では自民推薦の無所属の岐阜を含めて、11選挙区で優位な戦いを進める。3人区(5選挙区)では、2人公認した千葉では1人のみが優勢だ。1人公認の4選挙区は安定した戦いを展開。唯一の5人区の東京は公認2人のうち、現職は優位に立つが、新人は無所属候補と激しく競り合っている。
比例代表でも自民は大きく伸び悩んでおり、過去最低だった98年の14議席を下回る可能性もある。
一方、民主党は1人区の公認では岩手、山形、栃木、山梨、三重、奈良、佐賀などでリードしている。2人区では1人公認の11選挙区で優位な戦い。3人区では2人公認の千葉はともに議席をうかがう。埼玉、神奈川、愛知で1人は堅調、もう1人は接戦を展開している。東京では公認2人がいずれも優位な戦いを進めている。
比例代表は過去最高だった04年の19議席を上回り、20議席台をうかがう。勢いを維持できれば、改選議席から大幅に上積みし、60台に届きそうだ。
公明党は01年に獲得した13議席の維持が至上の課題だ。ただし、比例代表では01、04年の8議席を確保できるかどうかは微妙。選挙区では埼玉、神奈川、愛知などで他党と競り合っている。
共産、社民両党は選挙区での議席獲得が厳しい情勢。比例で共産は3〜4議席、社民は1〜2議席程度。国民新党は島根の新人公認候補が自民現職より先行。比例代表でも1議席をうかがう勢いだ。【中川佳昭】
◇民主31%、自民21%−−支持政党
毎日新聞が19〜21日に実施した特別世論調査の政党支持率で、自民党は21%にとどまり、民主党の31%を10ポイント下回った。国政選挙前に実施する特別世論調査で、民主支持率が自民支持率より上になったのは、98年4月の民主党の結党以来初。自民党への逆風の強さを裏付けた。
都道府県別で自民が民主を上回ったのは、群馬、石川、島根、山口の4県にとどまり、富山、福井両県は同率だった。他党は公明6%、共産4%、社民2%、国民新1%など。「支持政党なし」は26%だった。
調査規模が違うので単純比較はできないが、6月30日〜7月1日の定例調査では、自民25%、民主18%。定例調査で民主が自民を上回ったのは、参院選直後の98年8月と、衆院選直後の00年7月の2回だけ。いずれも自民は議席数を大きく後退させており、98年は橋本龍太郎首相(当時)が退陣に追い込まれた。定例調査の自民支持率は今年に入って20%台後半を維持していたが、急落傾向にあることがうかがえた。定例調査では民主支持率が30%台に乗ったことは過去にない。【高塚保】
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: