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神奈川選挙区で無党派層が民主回帰、自公苦戦/参院選世論調査
政治・行政 2007/07/23 参院選神奈川選挙区(改選数3)、比例区とも、支持政党を持たない「無党派層」の間で民主党が優位に立ち、自民、公明の与党が苦戦していることが、神奈川新聞社の参院選世論調査で分かった。無党派層の後押しで小泉政権が圧勝した2005年衆院選からの揺り戻しで、無党派層の民主回帰の傾向がうかがえる。混戦模様の神奈川選挙区では無党派層の支持が浮上の鍵を握るため、各陣営の獲得競争が激化しそうだ。
◆神奈川選挙区
調査によると、無党派層は36.3%。自民28.7%、民主18.6%を抑えて「第一党」の座に就くのは、04年参院選以来。県内有権者数720万人にこの割合を掛け合わせると、無党派層は261万人と推計される。
選挙区では、民主新人2人が無党派からほぼ均等に2割近くの支持を集める一方、年金記録不備や「政治とカネ」問題で逆風を受ける自公の現職各1人は1割弱にとどまった。比例区では民主支持が45.2%に上り、自民10.7%、公明3.3%に大差をつけた。
過去の無党派層の投票行動(本社出口調査)をみると、05年衆院選は自民42.7%、民主40%、民主党が躍進した04年参院選は自民14.6%、民主56.2%-と、今回の結果は04年参院選に近い。自民現職が小泉ブームで県内過去最多得票(129万)を獲得した01年参院選では自民26.1%、民主19.3%、公明16.2%だったため、改選を迎える自公現職の苦戦ぶりが読み取れる。
一方、無党派層のうち各陣営の草刈り場となる態度未決定者は選挙区で3割台半ばにとどまり、04年参院選の8割、05年衆院選の5割台半ば(いずれも本社世論調査)に比べて「意中の人」を早々と決めている回答者が多かった。比例区でも同様の傾向だった。
男女別では、男性35.1%、女性の37.6%が無党派層。参院選関心度は「大いに関心がある」の42.9%、「少しは関心がある」の40.8%を合わせると83.7%に上り、有権者全体の86.6%に匹敵している。
安倍晋三内閣の評価については「支持しない」が52.4%で、「支持する」はわずか7%。有権者全体の支持率16.7%と比べても低迷ぶりが著しい。
◆神奈川比例区
選挙区だけでなく比例代表選挙でも、民主党が無党派層をはじめ幅広く浸透し、自民党の2倍の支持を集める勢いを見せていることが、神奈川新聞社の県内有権者対象の参院選世論調査で分かった。公明、共産、社民の各党は伸び悩んでいる。
全体の支持動向では、民主党が39.9%でトップに立ち、追う自民党が19.6%。以下、公明党8.9%、共産党5.1%、社民党1.7%の順。国民新党、新党日本、維新政党・新風、9条ネット、共生新党、女性党は1%に満たない。「分からない」「無回答」は23.2%。
開票結果の得票率(比例代表)の推移を見ると、前回の04年参院選で民主党39.5%、自民党27.8%から、05年の衆院選では自民党43.3%、民主党28.4%と形勢が逆転。しかし今回は、年金記録不備問題や閣僚の不祥事、失言への有権者の不満が、民主党への支持に大きく傾いているといえそうだ。
民主党は、男性のおよそ半数、女性の3割以上が支持し、年代別でも満遍なくトップに立つ。民主党支持層の8割以上が同党に投じるとしているほか、無党派層の半数近く、自民党支持層の2割以上が投票する意向を示している。職業別でも、ほぼ全体でトップに立っている。
一方、自民党は男女ともに2割前後の支持にとどまり苦戦。年代別でも、高齢者層では比較的厚い支持を得ているが、20〜30歳代で、民主党の半分以下。同党支持層も5割強の支持にとどまり、無党派層の支持は約1割と低迷している。職業別では、農林漁業をのぞき、民主党に大きく水をあけられている。
地域別の支持動向を見ても、民主党が全県で首位に立ち、大票田の横浜市北部では、自民党の4倍以上の支持を得ている。自民党が強いとみられている三浦半島、相模川西岸の両地区でも、民主党が大きくリードしている。
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