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http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-860.html から転載。
62回目の8月6日によせて
きょうは62回目の8月6日である。ゆうべ大田洋子(http://home.hiroshima-u.ac.jp/bngkkn/hlm-society/OtaYokoEx2006.html)のことをテレビで初めて知った。この作家のことを知らなかった。42歳で被爆。原爆のことを小説に書き続けた。
「屍の街」はGHQの検閲にひっかかって、小説は発行できなかった。
原爆投下を命じたトルーマン大統領を被告にした裁判を弁護士とともに起こそうとするが、莫大な費用がかかるために断念した。
原爆の悲惨さを訴え続けるが、その激しさゆえにまわりから孤立していく洋子。
そして、世間は原爆のことに無関心だった。
その孤独感は痛々しいものがある。
第5福竜丸が被爆して、全国で原水爆禁止運動がもりあがったとき、洋子は東京に放射能が降るのを「ざまをみろ」と書き、原水爆禁止運動からは距離を置く。
ここらへんの気持ちは、わかるような気がする。
一生懸命にとりくんできた者の、ある種のシラケである。
だが、そこに踏みとどまってはならない。
番組は、しばらく原爆から遠ざかっていた洋子が新しく書き始めた小説が、原爆投下のエノラゲイが飛び立ったテニアン島を題材にしていたこと、それは未完のまま猪苗代町で急死したことを描く。
いろいろと考えさせられた番組だった。
広島、長崎への原爆投下は米国政府による人道にたいする犯罪である。
このことは、声を大にして言い続けなければならない。
その償いは、米国政府が核兵器廃絶を率先して行い、その先頭に立つことである。
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