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□成熟した関係?どこが政権をとっても心配ないというお話 [現役雑誌記者によるブログ日記!by オフイス・マツナガ]
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50403066.html
2007年08月06日
【政治】
成熟した関係?どこが政権をとっても心配ないというお話
このまま民主党が政権をとっても、自民党が巻き返して政権を温存しても、公明党がふらふらしても、結局、貧乏人は永久に貧乏人だというお話。つまり、日本は心配ないというよりも、良くもならないし、悪くもならない。
日本流の二大政党のメカニズムがやっと働きだすかもしれないというお話のようです。
財界天皇とよばれる人がかってはいたものだ。
財界は財界といわれているぐらいだから、日本資本主義を支える大企業がその構成員となり、日本企業の育成と、利益拡大を目的とする。
かって経済一流、政治三流と呼ばれる時代があった。
経済成長してバブル時代をむかえたころだろう。
「日本の政治はどうでもいい。日本は財界や、経済が支える」
政治は日本の財界の盲腸みたいもの。
とまでいうひとがいた。ま、財界天皇とよばれていた一人だ。
政治でいうと、自民党と社会党のなれあいの55年体制時代。
これは、ハマコーさんなんかが、詳しいけれど、国対と称して、麻雀をしていた時代。考えれば平和な時代だったかもしれない。
ところが一流とよばれていた経済が、バブル崩壊でおかしくなる。
金融危機は、まじめに危険水域までたっしていた。
一流の経済が、自壊したときだ。
このころ、自民党にいた小沢一郎さんがおもしろい。
「経済一流、政治三流と政治をさげすんでいたが、経済がいったんおかしくなると、三流といわれる政治に『なんとかしてくれ』と経済が政治にすがりついてきた」
いくらすがりつかれても、「三流の政治」だ。
「現金なものだ」とおもうけど、
ここから、三流の政治が動き出す。
この流れに、小泉さんなかもいる。
安倍総理だと、この政治がうごくダイナミズムの渦中にはいなかった。
だから、安倍さんが無能なのでなくて、流れにのれないということだけなのかもしれない。ま、それを政治の世界では、無能というのだけど。
しかし、「三流は三流でしかない」
と喝破した、当時の財界天皇がいた。
この財界天皇は、いままでどおりに自民党にも資金援助したけど、小沢さんがたのグループにも資金援助した。
「三流は、三流でしかないけど、三流ができることは何か?」
それは簡単だった「急激な政策転換がおきない政権。まちがえても社会主義体制を実現したりしない政権の道筋をつくること」
小沢一郎の師匠だった金丸信がうまいことをいっている。
「小沢が自民党をでて、社会党をたたきつぶした。これが最大の成果」
共産党は別格として、当時に急激な政策転換をしそうな気配があったのが、社会党だった。自衛隊は違憲。日米安保反対・・・・。しかし、当時の野党第一党。
「どこが政権をとっても、急激な政策転換がおきないようにするのが、政治家の仕事」と、金丸信は、当時、自民党を野党においやった小沢一郎らを、まぶしそうにみていた。
その仕上げは、自民党がふたたび政権にもどったとき、社会党の委員長である村山さんを総理にしたことだろう。これが仕上げだ。社会党はこれまでの政策を全面的に放棄した。社会党が「社会主義的な政策」を放棄した段階で社会党の役割はおわる。現実にその後、社会党は実質的に崩壊した。
そして、いま自民党がふたたび政権離脱の危機にある。
しかし、これは自民党にとっての危機だけど、日本にとって危機なのか?
うちのボスなどは、簡単に説明する。
「自民党が清和会。民主党が経世会。角福戦争というのがあったけれど、あれはあれで、自民党のダイナミズムだった。派閥抗争というのは、振り子の論理でないけど、実は自民党の力の源」
民主党が政権をとっても、自衛隊をつぶしたり、日米安保を破棄したりすることはない。日米同盟は基本だけど、すこしアジアにスタンスをおく。靖国参拝はしない。鳩派のイメージというよりも、イデオロギーよりも生活重点主義。公共事業も復活するかもしれない。官僚とも融和関係がつづく。緊縮財政よりも、ばらまき財政だ。国の借金はふえるかもしれないけど、目先の経済は潤う。
結局、振り子の論理は、民主党と自民党の中で働くことになったのか?
ただ、貧乏人は永久に貧乏人だから、政治のせいにしてもだめだということのようです。
政治は三流です。財界を見習い。政治をあてにしない社会がこれからの社会像かもしれません。
だいたい、政治をあてにして、幸せになった国家はありません。
政治が一番スリリングで、おもしろいのは、そのときの権力者や、政権が崩壊したり潰れる時ですね。これは、記者の習性というよりも、過去の歴史をみると、革命、クーデター、政変というのはおもしろいのは、その最初だけなんですね。そのあと、だいたいグジュグジュになるものです。
ですから安倍政権が崩壊するときというのは、できるだけ劇的でスリリングで、おもしろいほうがいいわけですね。いわゆるお祭りですね。そのほうが、ずっとお国のためになるかもしれない。なんせ祭りごとですから。
ですから、自民党の人で、これまでのいきさつを知っているやや大人の人は、「そこまでいうなら、一度、小沢に政権を担当させたらいい。ここで自民党をもういちど立て直す。ふらふらするやつは、ふらふらさせたらいい。いつの時代でもふらふらするやつはでてくる。どうせ、民主党が政権をとっても、2年ももたない」
ほほう、これ成熟関係っていうんですか?
以上
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