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広島、62回目の原爆忌…首相ら4万人参列し平和記念式典
62回目の原爆忌で、早朝から慰霊碑に手を合わせる人たち(広島市の平和記念公園) 広島は6日、被爆から62回目の原爆忌を迎えた。広島市中区の平和記念公園では平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)が行われ、各都道府県の遺族代表や安倍首相、市民ら約4万人が参列した。
昨年10月の北朝鮮による核実験強行など核拡散に歯止めがかからない世界情勢の中、秋葉忠利市長は平和宣言で「21世紀は市民の力で問題を解決できる時代。人類の意志として核兵器廃絶を呼び掛ける」との決意を表明。被爆地・ヒロシマは原爆犠牲者への鎮魂の祈りと核のない世界への誓いに包まれた。
午前8時から始まった式典では「慰霊の曲」が流れ、この1年間で亡くなったり、死亡が確認されたりした5221人の原爆死没者名簿が慰霊碑に奉納された。名簿は計91冊、死没者数は25万3008人となった。遺族代表や安倍首相、今年4月に凶弾に倒れた長崎市の伊藤一長・前市長の遺志を継いだ田上富久市長、過去最多の42か国の駐日大使らが次々と献花した。
原爆投下の午前8時15分、遺族代表の広島市東区、会社員黒田由希子さん(32)と、こども代表の同市西区、市立天満小6年惣田亮介君(12)が平和の鐘を打ち鳴らし、全員が1分間の黙とうを捧(ささ)げた。
平和宣言で、秋葉市長は「被爆者の努力にもかかわらず、膨大な量の核兵器が備蓄・配備され、核拡散も加速。人類は今なお滅亡の危機に瀕(ひん)している」と指摘し、2020年までの核兵器廃絶を目指して122か国・地域の1698都市が加盟する平和市長会議(会長=広島市長)や、9月以降に全米101都市で原爆展を開催する同市などの先導的な取り組みを紹介。日本政府には、<核廃絶の原点>となる被爆の実相と被爆者のメッセージを謙虚に学び、世界に広める責務があることを強調した。
こども代表の同市佐伯区、市立五日市観音西小6年森展哉君(12)と同市東区、市立東浄小6年山崎菜緒さん(12)は「世界中の人々の心を『平和の灯火(ともしび)』でつなぎます」との「平和への誓い」を読み上げた。
(2007年8月6日9時7分 読売新聞)
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