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れんだいこのカンテラ時評317 【日共党中央の飽くことなき責任転嫁論考】
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/1375.html
投稿者 こげぱん 日時 2007 年 8 月 05 日 22:07:17: okIfuH5uFf.Lk
 

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れんだいこのカンテラ時評317 れんだいこ 2007/08/04 17:02

【日共党中央の飽くことなき責任転嫁論考】

 阿修羅情報で、2007・7・17日付け「共産党前進には『活動量アップが課題』/政界関係者ら注目」(http: //www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/1293.html)記事を知った。れんだいこは、余りにもアホらしくてこのところ日共批判を控えている。しかし、本件記事は嫌らしさが過ぎるのでコメントしておく。

 日共は、2007・7・29日の第21回参院選たけなわの頃のこの日、一種のヤラセ記事で票を掠め取ろうとしていたことが分かる。記事によると、永田町の政界関係者や政治ジャーナリストの間で、参院選での共産党の善戦が予想されていると云う。読売新聞の橋本五郎特別編集委員が、「今回の参院選で共産党が議席を増やす可能性もありますね」と語っていることを紹介している。その他、政治記者OBや政治評論家が集まった会合でも、「共産党が議席を増やしそうな世論の動きが見られる」との見方があることを紹介している。

 日共は、ろくでもない評論家の発言を紹介して何を狙おうとしていたのだろうか。その魂胆は容易に見て取れる。つまり、高まりつつある民主大躍進ブームに棹差そうとして、権力側が対抗馬として共産党を売り出そうとエールを贈っているに過ぎない。日共党中央はこれを真に受けて、共産党善戦説を打ち出した。

 日共党中央がこのところしきりに打ち出している「確かな野党論」の背景事情が透けて見えてくるではないか。結果的には、日本人民大衆の英明さで、当局と日共党中央の願望むなしく、民主の大躍進、自民の大凋落、公明敗戦、日共ジリ貧、社民ジリ貧という歴史的判断を下した。

 日共よ、不明の至りとお詫びの一言でもしたらどうか。残念ながら、性根が腐り果てていてる日共党中央は、この種の恥かきには頬かむりを決め込むことに長けている。それは毎度のことなので構わないが、見逃せないのは後半部分の「やはり勝つには活動量だ。いまの共産党には往時の勢いが見られない。すべては『頑張れば…』道が開くということだ」のくだりである。日共党中央は一貫して、党勢が伸びないのは下部党員の活動力に責任があると云い続けてきている。これは本当だろうか。いつまで許される言い訳だろうか。

 或る評者は、れんだいこ同様に「この記事では『活動量アップが課題』としているが、果たしてそうなのか」と問い、なんと結論を「私はマスコミの影響が今回大きく働いたと思う」としている。こったら馬鹿なすり替えを許してよいだろうか。当人はいたってまじめにそう考えているようであるが、れんだいことは思想が合わない。

 この評者は、日共の見解がもう少し大きく取り上げられれば、人民大衆は蒙を啓き日共に投票するようになるとの仮説に足っているようだが、エエカゲンにせいよ。日曜討論番組なぞで、日共見解は結構聞かされているわい。いつも重箱の隅をつつくような正義を開陳しているではないか。例えば、リストラ問題が課題のときに、残業手当がもらえないのはオカシイなどと頓珍漢な話に横振りしているではないか。「確かな野党論」で、天上天下唯我独尊しているではないか。これ以上何が足りないというのか。

 以上、党中央にも、或る評者にも少々あきれたのでコメントしてみた。なぜズバリ、党の方針と指導に問題があるのではないのかとする方向に目が行かないのか。あらゆる指標が、共産党の変調理論とそれに基づく方針と戦略戦術に疑問を呈しているのではないのか。安部政権に責任を問うなら、同様に手前の党でも責任問題を論ずるべきではないのか。

 自らは責任を取らないまま、他党と政府に関しては厳しく責任を追及する。手前がやられる番になると金切り声を上げる。これを平気でやる感性に対して、人民大衆は辟易しているのではないのか。他にこれといった左派政党が居ないからジリ貧ながらも社民党を上回る票を取っているだけで、底は浅いのではないのか。


 興味深いことは、自民党を独裁化しつつある旧福田ー森派三代にわたる政権が、このところ妙に日共流党運営に学び、手法を取り入れようとしていることである。このままいくと常に党議拘束強権を振り回し、反対派を締め出し、刺客を送り込み、一枚岩の満場一致体制に向かうことになるだろう。森ー小泉ー安部政権は、日共が宮顕絶対支配に向かう過程でやってきたことを、今頃実践しつつある。愚かなことでは有るが、貧すれば鈍すの格好例だろう。

 それと、連中と日共党中央は案外と近い関係にありそうだ。現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義の御用聞きという線で見ればメダルの裏表でしかない。通りで手法が似てくるわけだ。れんだいこ史観によればそういうことになる。

 2007・8・4日 れんだいこ拝
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れんだいこ 人生学院
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/

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