★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 1350.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10042271820.html から転載。
「美しい国」私も言えませんでした 世耕補佐官も苦言(朝日新聞)【[間歇日記]世界Aの始末書】
2007-08-05 14:59:34
gataro-cloneの投稿
テーマ:安倍政権への批評など
あれほど「美しい国づくり」のフレーズを繰り返していた安倍首相が、参院選挙後、ぴたりと「美しい国づくり」を言わなくなった。選挙で歴史的大敗を喫してからはもっぱら「新しい国づくり」を繰り返している。
あんなに「美しい国」という言葉が好きだったのに、選挙後ぴたっと使わなくなったのには何か訳があるのだろう。 gataro はない知恵を絞りに絞って考えてみた。安倍首相は「戦後レジュームからの脱却」という表現も好んで使っていた。「脱却」してできた国が「美しい国」である。「戦前に回帰してできた国」=「美しい国」と誤解されたと安倍首相は考えた(実は誤解ではなくそう理解する方が正しいのだが…)。「戦前に回帰してできた国」はつまりは「古い国」である。
「美しい国」のことを国民が「古い国」と誤解したから、選挙で負けたのだ。だったら、これからは「新しい国」と言って誤解されないようにすればよい。こう安倍タンはわずかばかりしかない頭脳を絞って考えた。 ― 以上が gataro のつまらない考察であるが、ネットで検索すると朝日新聞がもっとスマートにずばり、その間の事情を説明しているのだ。
==========================================
http://ray-fuyuki.air-nifty.com/blog/2007/08/post_9114.html から転載。
2007年8月 5日 (日)
広報の倫理と限界
▼「美しい国」私も言えませんでした 世耕補佐官も苦言 (asahi.com)
http://www2.asahi.com/senkyo2007/news/TKY200708020393.html
(ウェブ魚拓 http://megalodon.jp/?url=http://www2.asahi.com/senkyo2007/news/TKY200708020393.html&date=20070805153938)
「街頭では、とても『美しい国』なんて言えませんでした」。参院和歌山選挙区で当選し、1日から官邸での業務を再開した世耕弘成首相補佐官(広報担当)は、復帰早々に安倍首相に苦言を呈した。世耕氏は「美しい国づくり」国民運動の担当でもあるが、苦しい選挙戦を経て軌道修正を迫ったものだ。
首相は、地方遊説のたびに「美しい国」をアピールし、「地域の活力なくして国の活力なし」と訴えた。だが、自民党は1人区で6勝23敗と惨敗。あまりの逆風に世耕氏は当選確定後に万歳をせず、「安倍内閣への逆風を真っ正面から受けた。有権者の声を首相にじっくり伝えたい」と語り、笑顔も見せなかった。
世耕氏は、首相に「生活に密着した政策を打ち出し、憲法改正などとバランスを取るべきです」と進言。神妙に聴き入ったという首相は、参院選後は「美しい国」という言葉を口にしていない。
--------------------------------
ああ、やっぱりね。おれは自民党は好きじゃないが、実効的な戦術を伴った世耕氏の戦略的PR能力には端倪すべからざるものがあり、おれも一サラリーマンとしては、じつに学ぶべきところが多いと思っていた。さすが、民間で鍛えられた人はちがう。ところが、安倍内閣は、まるで広報担当が替わったかのようにPR下手になってしまい、いったいどうなっているんだろうと不思議に思っていたのだ。
つまるところ、広報というのは、手持ちの駒の打ちかたをマネジする活動なのであって、持ち駒の器以上のことはできるわけがない。そこを広報マンとしての倫理を超えて背伸びすると、それはもはや広報ではなく、プロパガンダになってしまう。そんな状況下で、広報マンとしての一線を踏み越えずに“ちゃんと負けた”(ご本人は当選したけど)のだから、おれは世耕氏にはかなり好印象を抱いているのだった。この人はプロとして骨のある人だ。事実と哲学を伴わない浅薄な宣伝であれば、いくらでもできただろうに、実態を伴わない小賢しいことはしなかった。民主党にこういう人がいれば、とっくに政権を取っていることだろう。
でもそうかあ、とうとうご本人も苦言を呈したかあ。まあ、こういう世耕氏の状況というのは、関西人にとってはとても馴染み深いものだ。「ベンチがアホやから選挙がでけん」というわけですわな。いや、まったくお気の毒。いまの自民党の広報担当にだけはなりたくないもんである。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: