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8月某日 参議院で歴史的な大敗を喫した安倍総理は、もはや死に体の印象を呈してきた。あれだけ庇ってきた赤城農水大臣を更迭してでも自分だけは延命する魂胆なのだろう。政治資金に関しても、ザル法ともいえる5万円以上という法律をつくったばかりなのに、一円から領収書を義務付ける法案をつくり直すのだという。党の役員人事や内閣改造も最初は9月以降という線を打ち出していたが、自民党内からも批判が噴出すると8月中に前倒しする方針に急遽変更。何事もその場しのぎで世論によって右往左往するさまは、一国の総理としてのリーダーシップもなければ見識も著しく欠如しているといわざるをえない。
参議院議員選挙で自民党の獲得議席が仮に40を下回ったとしても辞めないということを開票前から中川幹事長、青木参議院会長、森喜朗元総理、麻生外相らの間で決めていたことも報道された。安倍にとっては、選挙民の意思表示など関係ないということなのだろう。権力の座に執着するあまり、参議院選挙で選挙民が「NO!」を突きつけたことの重みが見えていないのだから、完全に裸の王様状態である。
そんな中、沖縄選挙区で糸数慶子候補の勝利に貢献した中心政党でもある民主党沖縄県連・喜納昌吉代表が主催するマスコミ懇談会が開かれたので、指定された居酒屋に足を運ぶ。地元紙を含めたマスコミ各社の野党担当記者たちが集まっていたが、その席で突如挨拶を求められたので一瞬たじろぐ(苦笑)。
あらかじめ「部外者だが」と断った上で、自分なりの糸数慶子勝利の要因と政治的な意義について語る。中央政府にきちんとした物言いができない沖縄県政にかわり、国会を通じて政府と対決する国会議員の誕生は沖縄にとっても喜ばしい限りだが、問題は今回の大勝利を今後どう生かしていくか、である。今や、死に体となった安倍政権の下ではいずれ衆議院の解散総選挙は必至だろうし、保守陣営は次の県知事選に向けての準備を始めたと情報もある。
というのも、脳梗塞で倒れた仲井真沖縄県知事は政見公約の実現がうまくいかないせいもあるかもしれないが肝臓の方も相当に弱っているとの見方があり、4年間の任期は務めきれないだろうといわれている。そうなれば、次の県知事選が早まる可能性も十分にある。
沖縄に対して木で鼻をくくったような居丈高な対応を繰り返す防衛省、集団自決に対する軍の関与を削除した教科書検定の元凶・文部科学省を初めとした中央政府に対する意思表示や逆襲劇は政権交代への動きと連動することが一番の近道であるというのが筆者の見解である。
せっかくの機会だったので、沖縄の若手記者たちと語りあいたかったが、翌日は沖縄タイムスOB会のゴルフコンペが予定されていたので、早めに会合を中座する。そのせいか、守礼カントリーで開かれた翌日のコンペでは、48、55、トータル103のスコアで初優勝。もちろん、これは実力のせではなく、ハンデ制のおかげである(苦笑)。
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