★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 1203.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 共産・志位委員長 命運かけ心身引き締め(朝日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 8 月 03 日 03:47:31)
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2006/0114.html
2006年1月14日(土)
--------------------------------------------------------------------------------
■断面2006
INDEX
不破共産党議長が退任/見えぬ党勢回復の道筋
共産党を長年率いてきた不破哲三議長(75)が退任した。一本立ちした形の志位和夫委員長(51)は来年の参院選、統一地方選に向け「世代交代」をアピールし党勢回復を狙うが、自民、民主の二大政党制の流れが定着する中で、反転攻勢の道筋は見えていない。不破氏が引き続き実質的なトップとして「院政を敷くのでは」(関係者)との見方も強い。
▽秘密会合
「議長から退き、認められるなら理論分野の任務について活動したい。健康と年齢のこともあり、選挙戦などで第一線で指導し活動することは難しい」。
昨年九月、最高指導部の常任幹部会内に秘密裏に設けられた「人事小委員会」。不破氏は席上、志位氏ら党中枢メンバー七人を前にこう切り出し、「党のこれからを考えると、若い指導部が全面的に責任を持つ体制にした方がいい」ことも退任理由に挙げた。
戦後三十九年間にわたって党を指導した宮本顕治・現名誉役員(97)が八十八歳になるまで議長を続け「組織の硬直化を招いた」と批判されたことも念頭にあったとみられる。不破氏は昨年夏ごろ、党本部で側近党員に「僕はもうアウトサイダーだから」と漏らしており、早くから退任の意向を固めていたことがうかがえる。
▽オンリーワン
ただ、党内では不破氏が「ナンバー2も3もないオンリーワン」(党幹部)の指導者であり、議長を退いても「不破体制」は変わらないことは暗黙の了解とされる。常任幹部会委員にとどまったのが「その証し」というわけだ。
不破氏は党の理論を構築する社会科学研究所長も引き続き兼務する見通しで、内情に詳しい関係者からは「“不破院政時代”の幕開けだ。世代交代を装った『かいらい政権』と言ってもいい」との声も聞かれる。
不破氏は党大会で新指導部発足後、二十分以上にわたる異例の大演説を行い、「(今後も)党の一員として知恵と力を尽くす」と強調。志位氏は閉会の辞で「不破氏の理論と活動にどれだけ教えられたか分からない」とたたえ、これを歓迎する姿勢を示した。
▽確執
不破氏が影響力を維持しようとする背景について、これまでたびたび確執が取りざたされてきた志位氏に対して「にらみを利かせるためではないか」(関係者)との観測もある。実際、新指導部の中で「不破派」にカウントされないのは、宮本氏に引き上げられた志位氏だけだ。
これまでも会議の席上で両氏が火花を散らす場面があったと党関係者は明かす。
志位氏 (党方針を)こういう方向でまとめたい。
不破氏 僕はちょっと違うな。
「理論、実践面で他の追随を許さない」(幹部)という不破氏の発言は絶対で、出席者の一人は「以来、志位氏は反論を恐れて意見集約ができなくなり、議論が出尽くしても会議が終わらない状態に陥った」と証言する。
ただ不破氏の求心力にも陰りが見え始めてきたとの指摘もある。近年の国政選挙での退潮に加え、党財政も火の車の状態。二〇〇四年の前回大会で、不破氏の現実・柔軟路線に基づき採択された新綱領も、党員の「読了率」がわずか34.2%というお寒い調査結果が出ている。民主集中制の組織原則に基づき“鉄の一枚岩主義”を貫いてきた革新政党が転機を迎えているのは間違いない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: