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安倍首相 自分のために「再チャレンジ」
2007/07/31
http://www.news.janjan.jp/election/0707/0707300114/1.php
自民党本部。撮影:いずれも筆者。
参院選挙の歴史的大敗から一夜明けた30日午後、安倍首相は自民党本部で記者会見し「改革を続行しなければならない」などとして続投に拘った。
政権選択選挙でなかったとはいえ記録的な大敗を喫した安倍首相の顔に精気はなく、目の下にはクマが出来ているようだった。前夜、辞表を提出した中川秀直幹事長は疲労困憊しているのであろう、首相の会見中居眠りをするありさまだった(写真)。
記者団との質疑応答(抜粋)―
記者団:今回の選挙結果をどう受け止めるか?
首相:わが党にとって厳しい結果となった。反省すべきは反省しながら……地方の活性化、「再チャレンジ構想」なども進めていかねばならない。
筆者は「再チャレンジ」とは、安部さんが自分のことを言っているのだろうかと思った。
記者団:選挙結果について野党は、首相が信任されなかったと言っている。自民党内からも厳しい意見が出ているが?
首相:反省すべきは反省し……経済は成長過程にあり、景気も回復してきた。これを皆様に実感していただけねばならない。これが私の使命。
記者団:自民党役員人事と内閣改造は?
首相:日程はまだ……いずれにせよ人心は一新する。
記者団:赤城農水大臣の領収書問題は、ひき続き公開の必要なしとするのか?
首相:(ムニャムニャと空疎な言葉を続けた後で)党規約を厳しいものにするようにするよう指示を出した。
記者団:これだけ厳しい結果が出た後で、この先どうおやりになって(続けて)いかれるのか?
首相:教育の再生、公務員制度改革、経済成長底上げなどを進めていく。
記者団:小沢さんと自分のどちらが指導者としてふさわしいかを問う選挙だ、と自分でおっしゃっていたのでは?
首相:日本は改革を進めて行かねばならない。改革についてはお約束をしている。
4月、中曽根康弘元首相が日本外国特派員協会で記者会見した時のことだった。安倍首相が訪米する直前ということもあって、中曽根さんへの質問は慰安婦問題に集中した。蜂が群がってつつくほど凄まじかった。アメリカのジャーナリストが背景を“解説”してくれた。「安倍さんは、とにかく話がヘタ」。
大メディアの自民党担当記者で作る「平河クラブ」との一問一答でさえ、何を言ってるのか意味不明だ。 ヘタだけならまだいい。安倍さんの場合、語尾が何を言っているのか分からない。音響設備がよほど良くないことには聞き取り不可能だ。
ある社の記者がぼやいていた。「多分録音できていないだろうな」。筆者もレコーダーを回したが、聞き取り不可能だった。
ひと昔前の政治家は、意味がストレートにわからなくても禅問答のような醍醐味があった。「言語明瞭、意味不明」と言われた首相もいた。ところが安倍首相は「言語『不』明瞭、意味も不明」だ。国民はいつまでこんな指導者とお付き合いしなければならないのだろうか?
(田中龍作)
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