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http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/news/20070801ddm002010009000c.html
◇歴代首相から助言
首相の安倍晋三は31日午後、中曽根康弘、海部俊樹、森喜朗の歴代自民党首相3人を都内の事務所に訪ね、今後の政権運営を相談した。
安倍の出身派閥・町村派の名誉会長・森は、安倍に「自分の仲間だけで(内閣を)やるのは考え直した方がいい」とアドバイス。「ピンチはチャンスだ。人事を早くやりなさい。あまり長く延ばすと(政権批判の)ボディーブローを食らってへばっちゃうぞ」と早期改造を進言した。
安倍は口数が少なかった。森は「おれみたいな肉厚なら殴られても耐えられるが、君みたいなスマートなのはすぐ骨や内臓にくる」と笑わせた。そして「もしかしたら最後のチャンスになるかもしれないよ。思い切ってやって突破口にしよう」と背水の陣をとるよう迫った。安倍は「よく考えます」と答えた。
中曽根は、日米安保条約改定問題で国会包囲デモにあった安倍の祖父・岸信介元首相を引き合いに「困難な時に政治家の本領が試される。いちばんいい例が、あなたのおじいさんだ。あなたもできないはずはない」と安倍を励ました。「ありがとうございます」。安倍は礼を言った。
前首相の小泉純一郎は地元・神奈川県横須賀市に滞在中で、会えなかった。安倍は「既にもう電話で話しています」と記者団に語った。
× ×
官邸に戻った安倍に、自民党総務会長の丹羽雄哉が顔を見せた。午前の総務会で、続投に強い不満が噴き出したことを報告するためだ。
総務会では前財務相・谷垣禎一が口火を切り、元幹事長の加藤紘一、元防衛庁長官の石破茂らが続いた。ヤリ玉にあがったのは、安倍が選挙中に「小沢か、私か」と政権選択の選挙にしてしまったことだ。「大きな錯覚を与えた」「続投表明は早すぎる」「そう言って負けた以上、どうするんだ」。十数人が安倍の責任を追及した。
丹羽はすべての発言を紙に書いて官邸に持参し、安倍の前で読み上げた。「謙虚に受け止めてほしい」と言う丹羽に、安倍は「厳粛に受け止める」「(格差是正で)あたたかみを出していきたい」と応じた。(敬称略)
毎日新聞 2007年8月1日 東京朝刊
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