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昨日は、雑事に追われてブログ更新がかなわなかった。たくさんの人にアクセスしていただいたのに申し訳ない。参議院選挙結果は、大きく見れば「自民・公明」の歴史的敗北で、民主党の「地滑り的勝利」だから「安倍政権の暴走」にストップをかけようと戦った私たちとしても、嬉しさ半分・悔しさ半分というところだ。「悔しさ」の部分は、言わずもがな社民党の議席が比例区で2にとどまり、東京選挙区杉浦ひとみ(弁護士)さん、比例区上原ひろ子さん(前国立市長)のふたりを落としてしまったことだ。万難を排して立候補を決意してくれた候補者をはじめ、カンパとボランティアで選挙戦に参加した多くの皆さんに、率直に私たちの非力をお詫びするしかない。
ところで、安倍政権は「続投」だそうだ。「私の内閣」はチャッカリしていて、もしこの参議院選挙に辛勝するような結果が出れば、「国民からの信認を頂いた」として、「共謀罪」「残業大不払い法案」「消費税増税」と強行採決のオンパレードで爆走したに違いない。参議院で与野党逆転が実現した今となっては、6月までのような強行採決・日常茶飯事の国会運営は出来なくなる。今回の選挙中、街頭で演説した後で、果物屋さんの店主に声をかけられた。「あの強行採決ってのはよくないね。商店街でも今回は自民党を減らそう。2年前に勝たせすぎたと話しているんだよ。あれじゃ、民主主義じゃないよね」と話しかけてくれた。
赤城農水大臣のバンソウコと意味不明の弁明だけが、「自民党離れ」を加速した訳ではない。小泉時代に築いた「巨大与党」の衆議院の議席に慢心して、強行採決病に陥ってきた自民党国会対策委員会も大敗の一因だったということを与党には自覚してもらいたい。当面は、この秋の臨時国会でも「テロ特別措置法」も「共謀罪」も止まるだろう。ただし、民主党が「憲法問題」を棚上げして参議院選挙を戦っているので、秋から設置される予定の「憲法審査会」がどんな議論をしていくのか注意しなければならない。社民党は、今回の参議院選挙の争点は「憲法」と「年金」だと主張したが、有権者の意識動向は年金問題を軸とした「安倍政権の是非」であり、重大な課題である「憲法」との関係で投票をした人は少なかった。だからと言って、「憲法」がどうでもいいという訳ではない。
「美しい国」「戦後レジームからの脱却」を唱える、安倍流の保守主義は国民・有権者から忌避された。東京と地方、正規雇用と非正規雇用の「格差社会」を放置しながら、「政治とカネ」の課題の前で沈黙し、閣僚の自殺者を出してもなお「適法に処理している」と繰り返す無感覚内閣が、「お坊っちゃま集団」の2世3世議員の集まりであることへの苛立ちが爆発したと考える。
私たちは、少数党であることをバネにして「偽装請負」や「年金記録」、そして今回の「原発問題」で徹底的に調査活動を展開して、社民党の存在理由を示していく必要がある。選挙中であっても、柏崎刈羽原発の調査は頻繁に続けた。今日も、原子力保安院を呼んで、東京電力に対して3点の申し入れを行った。
@緊急停止した原子炉のプラント運転記録をただちに提出せよ。
A地震被災後から現在までの発電所内で工事内容の一覧表を提出せよ。
B1号炉の原子炉とつながるプールから溢れた水の処理状況の報告を求める。
以上、3点を森田深原子力保安院現力事故故障対策・防災広報室長に議員会館で求めた。東京電力にもヒアリングに際して出席を求めたが、「出席」「欠席」の連絡もなしで、誠実な応対がない。保安院を介して要求し、すみやかな情報開示を求めていく。今日は、東京電力が測定している「環境放射線テレメーターシステム」で、7月26日の未明に6800cpmとなっていることについて、保安院を通して東京電力に説明を求めた。この情報を公表している新潟県原子力安全対策課の話だと「雨の影響ではないか」ということだが、偶然の一致かもしれないが東京電力は27日に「1号炉の床に溢れた水の拭き取り作業が終了した」と公表している。私たちが第3次調査で発電所に入り、「地震で1号炉のフタが開いていて、中の水が溢れた」と発電所職員から聞いて記者発表したことも想起して、「雨水以外の影響はないのか」について回答を求めている。ちなみに、新潟県の話では「地震直後の16〜17日についてはデータが東京電力から送信されてこなかった」とのことで、不明という。まだまだ、疑問は尽きない。
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