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http://www.asahi.com/national/update/0720/SEB200707200032.html
2007年07月20日13時58分
宮崎県の官製談合・汚職事件で、競売入札妨害と事前収賄、第三者供賄の罪に問われている前知事、安藤忠恕(ただひろ)被告(66)の初公判が20日、宮崎地裁で始まった。起訴状の朗読に続く罪状認否で、安藤前知事は準備した書面を読み上げ、「わいろはもらっていないし、談合もしていない。無実の罪で起訴された」などと述べてすべての起訴事実を否認、無罪を主張した。検察側は、選挙支援や多額のわいろの見返りに前知事が「天の声」を発し、一連の事件を主導してきた構図を立証する構え。弁護側が争う姿勢であることから、検察側がすでに20人余の証人を申請するなど、裁判の長期化は必至だ。
前知事は(1)05年10月〜06年7月に入札があった3件の県発注事業で談合した(競売入札妨害)(2)設計コンサルタント会社「ヤマト設計」(東京)に便宜を図る見返りに、就任直前の03年7月末、同社元社長の二本木由文被告(57)=競売入札妨害罪と贈賄罪=から2000万円を受け取った(事前収賄)(3)03年10月〜05年5月、元社長に対し、元国会議員秘書で政治指南役だった石川鎮雄被告(69)=競売入札妨害罪と事前収賄罪=に総額約1000万円を提供させた(第三者供賄)として起訴された。
検察側はまず、前知事が二本木元社長の依頼で、前出納長の江藤隆被告(63)=競売入札妨害罪=に8000万円という具体的な受注額の「枠」を示すなどして便宜を図るよう指示したことを立証する方針。さらに、03年の知事当選以前からの石川元秘書や二本木元社長らとの特別な関係も示すことで、選挙での支援や資金提供への見返りが官製談合につながっていった経緯を明らかにしていくという。
一方、前知事は捜査段階から容疑を否認、取り調べにも応じてこなかった。これを受けて弁護側は、談合での指示を否定したうえで、事前収賄と第三者供賄についてはわいろ性の有無を中心に争う見通し。
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