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□身体検査の仕方 [現役雑誌記者によるブログ日記!by オフイス・マツナガ]
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50398562.html
2007年07月19日
【政治】
身体検査の仕方
在米のブロガーさんのDさんが、「親展」でコメントくれた。「親展」だから全部公開できないけど、しごくもっともなところを紹介する。
「大臣任用時の<身体検査>なんですが、米国だとFBIが詳細な経歴チェック等々をやりますが、日本の場合は内調等々がするんですよね?小泉内閣のときは飯島氏が差配していたんでしょうが、安倍内閣だと例の国鉄出身の人じゃ、多方面の情報は取れないでしょうからこのていたらく。自爆行為ですね」
さて問題は日本での身体検査の仕方なのだが、官邸というところは、内閣調査室もあれば、警察庁から出向している秘書官もいる。公安調査庁だってつかえるし、その気になれば自衛隊の調査隊もつかえる・・・。いや、官邸機密費だってあるから、民間の興信所もつかえる。
いわゆる昔の左翼用語をつかえば、「すべての権力をつかい、ありとあらゆる調査機関をつかえる」・・・つまり、謀略さえできるはずだから、身体検査ぐらい簡単だとおもう・・・・だろう。
ところが、これが実は大変に難儀なのである。どのくらい難儀かというと、諸刃の刃的な難儀さがある。
前科前歴ぐらいは、ま、ABCといって警察庁のPCにアクセスすればわかるかもしれない。むかしの、マスコミは平気で、ABCをとってそれを、記事にしていたけど、いまやると大変だ。個人情報保護法案とかにひっかかるし、協力者までがクビになる。いや、編集長や、部長や局長のクビがとぶ。
雑誌記者の入門編として、「自分のABCをとってみる」というおそるべき修行があった。また、「自分の金融調査情報をとってみる」という修行もあって、ガキのころに補導された記録とか、どこぞのサラ金から、つまんだ記録があるとか、こういうのをちゃんととれるようになって、一人前といわれたものだ。
さらに公安情報などもつまんでみる。だいたい、雑誌記者になろうなんて連中は、昔でいうところの学生運動みたいものにさわっているから、某新左翼系のシンパだったとか、活動家だったとか、某市民集会に参加したことがあるとか、共産党が主催する会合に出席したことがあるとか、某大手宗教団体の関係者と交流があるとか、家族にその筋に人がいるとか、結構、びっくりするような記録が残されていたりする。在日情報や他も当然含まれる。
ま、この辺の情報をとれるようになると、いわゆる「飯のくえる記者」になれるのだが、これはひとつ間違えると、悪用というか、両刃の刃になることもあるから、だいたい、雑誌記者や新聞記者なんて、「ろくでもない人種」とボスがいうわけだ。
しかし、最近は、こうした実力ある記者が著しく減っている。それは、記者の資質がおちたからというわけでなくて、こうしたことすると、個人情報保護法とか、なんじゃなら機密法とかあって、それに抵触するおそれがあって、その刑罰は結構な重量になっているからだ。ここでいう重量とは、刑罰の重さや、社会的な制裁(仕事を干されるとか〜)をさすので、念のため。
それよりももっと問題は、こうした情報は、「差別につながる」という問題さえでてくるから、ややこしい。
つまり、いくら官邸といっても、公の前科などはともかくとして、個人のプライバシーに関する情報は、公にはストックしていないのである。やっているとしたら、きわめて限定された個人的な、一部の捜査関係者や、一部の個人的な趣味における捜査ストックファイルなのである。
これについては、詳細をかくと確実に弾圧がくるので書けないが、ほとんど個人的な人脈によって、形成される。各都道府県の警察本部から、公安調査庁などなど、特殊な人脈だけが知り得て、もちうる情報というたくぐいにはいるかもしれない。極端な話をいうと、この情報は、警察庁長官とて、全貌を掌握できないはずだ。
さらに弾圧がくるので、これ以上かけないが、これはいわゆる現場のノンキャリアの叩き上げがもっている場合がおおい。いわゆる東大出のキャリア幹部などはタッチできないこともある。だから、優秀な飯島さんのような秘書官は、昔からノンキャリアの捜査関係者や、ワシらのようなろくでもない「雑誌記者」を大事にしたし、つきあってくれた。つきあうといっても、半端でない、20年30年という年月をへて蓄積するのだ。一般にこの年月は10年では甘い。最低20年は必要だ。これ以上は書くことはできない、といいつつ、だいたい書いている。
こうした情報戦につよい政治家として、よく引き合いにだされたのが、故後藤田正晴さんだったけれど、これとて、ただ警察官僚だったからその手の情報に通じていたというわけでない。せっせと、現場の面倒をみて、つちかった人脈がもたらしたのた。これは、30年、50年という年月をへている。
あと、野中広務さん。京都で共産党府政とたたかった過程でつちかった人脈といわれる。野中機関ともいわれたけど、実は、この野中機関の情報にはけっこう間違いもあった。ボスなんかは、その間違いを結構心配していた。そうしたら案の定ということもあったけれど、これ以上はオレは知らないので、ボスを拷問でもしてききだしてくれ。
小沢一郎さんも、その手の情報戦に通じている。かっては、奥田機関とか平野機関とかいわれたものだ。現在は何機関であるか・・・・あ、まだ、現職なので、こっちにもいつとばっちりがくるか、わからないのでこれ以上書かない。
あと現職では、亀井静香さんを抜いては語れない。これは、亀井機関とはいわない。実は、○○機関ともいう、この○○にかっての同業者の名前がはいっているから、この業界は恐ろしい。
この業界のおそろしいところは、そのへんで貧乏している某記者が、実は、○○機関だったということがよくあるし、なんとかサロンというのが、あったりして、ここに内調とか、公庁とか、はたまた検察関係者や、最近では、国税や証取関係者や、米軍関係差などが出入りしていて、実は、ある特定のスクープ記事は、この○○機関や、○○サロンが情報源だったりするから、現役の記者は、結構大変なんですよ。
しかし、ここでもうおわかりですね。
優秀な記者は、この○○機関や、○○サロンみたいのをみわけて、接触して、接近して、空振りしたり、身ぐるみはがされたりするわけです。
ただ、この○○機関や、○○サロンをなのった、詐欺事件もよくおきているので、素人の方はちかよらないほうがいいかもしれない。
よって、これからの「身体検査」教訓として、その辺のいっけん、うだつのあがらない、辻野記者みたいのを、つかまえて「丸川君はどうかね?」ときくことです。その場でしらなくても、聞かれると調べたり、聞き込んだりするのが記者の習性だから、噂もデマもデタラメもふくめて、ちゃかちゃか集めてくる。
こうした集めた話を、内閣調査室や、警察庁から出向してきている秘書官に「こうした話があるが、本当か?裏をとってくれ!」と下ろすわけです。
つまり、ほとんど、飯島秘書官の手法ですね。
アレ、書いちゃったか!
これは、w です。
(w
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