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http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/95656e56db2b0c68eb7bce22703f5018 から転載。
参院選序盤はどうなってるのだろう?
2007-07-17 16:00:17 / ◆選挙
昨朝いちばんに驚いたのは新潟県中越沖地震だった。住民の方がたは三年前の中越大地震の恐怖が再び迫ったにちがいない。国にも、そして県をはじめ行政も、被災者支援を何よりも第一に考えないといけないだろう。つけくわえると、さらに恐怖をかきたてたのは、震源地と目される地点からそれほど遠くないところに原子力発電所があり、火災も発生したことだ。
ニュースによれば、設計時の想定振動をはるかに上回るものであったということだし、事故発生後の初動時間も1時間を要するなど、安全管理という点で看過できない問題が浮きぼりになった。
災害列島といわれる日本での原発建設は一から見直される必要があるだろう。
参院選がたたかわれる中、安倍首相は選挙遊説予定を急遽、変更し、新潟にむかっている。国家の危機管理体制のあり方が問われるからである。
当ブログでは、その安倍政権のもとでの自民党コミュニケーション戦略についてふれた。
小泉9・11選挙当時のコミ戦と比較して、いまの戦略で欠けているものは(選挙戦上の)危機管理だともいわれる。危機管理とはコミ戦の肝だという人もいるくらいだ。
たとえば、先のエントリーで言及した飯島勲氏によれば、いつ誰のスキャンダルを週刊誌が載せそうだとか、誰のどの件で野党が調べているとかという情報を事前に集中し、あらゆる手立てを尽くしたというのだ。再三ふれるように安倍政権誕生後の続出するスキャンダル、事件の数々は我われを驚かせたが、なるほど脇が甘いということをこれは示している。当時と同じ世耕弘成氏を官邸に配置していながら、官邸中心のコミ戦がうまく機能せず、奏功していないということだろう。
こんなことを前置きにしつつ選挙戦の序盤をながめると、いくつかのことを教えているように思える。
その一つは、単に自民党の著しい支持率の低下というだけではない、同党への拒否感だ。
読売新聞(6・8)は、「参議院選に関する第一回継続世論調査」を発表したが、「議席が増えてほしくない」政党のトップの座を自民党が占め、36.1%と他党を大きく引き離していた。いまこの調査を実施すれば、この数字をも上回るだろう。
また、「議席が増えてほしくない」率は、日本共産党14.4%,公明党13.2%,民主党10.3%で、民主党は3年前の7.9%から増加していた。これも見逃せない。
おそらく現状では、自民の政党拒否率は各党と比較しても格段に高く、公明がこれに続くと推測される。そして、かつては高い拒否率であった共産党だが、民主、共産、社民の拒否率の間に有意差はないほどになっているのではないか。
年金問題にもからみ、消費税にたいする各党の態度がいよいよ問われている。民主党は年金制度設計で消費税を財源のベースにしているために、自民党はこの点を衝いている。現局面は、自民党がこれを争点からはずそうとし、民主党もこの点では対抗軸となりえないのが実情だ。
定率減税廃止を実行した与党にたいする批判はきわめて強く、自公両党への風当たりは住民税増税でいっそう強くなった。
その上に消費税増税か、という形で問題は設定される。
たとえば政党拒否率にみられる重要な変化がどう投票行動に結びつくのかが、選挙後の議席配置を左右する。こんな変化の一方で、メディアはあいも変わらず二大政党を強くうちだしている。公示日の日経を含む四大紙は、安倍、小沢で占められていた。そして毎日毎日、膨大な政党助成金を使って政党CMが流されている。コミ戦は自民党だけのものではなく、むろん民主党にもある。
この事実を、私ならば、くしくも小沢氏が党首討論でのべたように、重要な変化を二大政党という枠組みの中に収めるためのものだというのだが。
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【関連投稿】
議席が増えてほしくない政党は? 自民党1位で続伸中 2位公明 かつてはダントツの共産党は何と3位(どこへ行く、日本。)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/418.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 7 月 14 日 09:21:10: KbIx4LOvH6Ccw
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