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□民主党に小さな波紋「小沢の爺や」藤井裕久の再登場 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070719-01-0702.html
2007年7月19日
民主党に小さな波紋「小沢の爺や」藤井裕久の再登場
年金問題で追い風に乗り、押せ押せムードで参院選に突入した民主党。これまで自民党候補に歯が立たなかった「保守王国」と言われる県でも民主党候補の善戦が伝えられ、小沢一郎代表は「与野党逆転は間違いない」と手応えを強めている。選挙戦の火蓋が切って落とされた七月十二日の公示日、小沢氏にもう一つの朗報がもたらされた。
民主党の長浜博行衆院議員(比例南関東ブロック)が参院千葉選挙区に立候補し、衆院議員を自動失職したため、小沢氏の側近中の側近と言われた、あの長老議員が繰り上げ当選することになったからだ。
一九三二年生まれの七十五歳。大蔵官僚から政治家に転身し、参院で当選二回、衆院で今回を含め当選六回。細川、羽田内閣で大蔵大臣を二期務めたほか、自由党幹事長兼政調会長、民主党幹事長、同代表代行などを歴任した藤井裕久氏である。「側近」と言われた政治家が次々に「もうついて行けない」と小沢氏と袂を分かっていく中で、藤井氏は終始一貫「小沢さんは日本の宝だ」と公言し、二年前の郵政選挙でまさかの落選に泣くまで、表裏なく小沢氏を支え続けた。コップ酒を愛する庶民的な人柄で、無愛想な小沢氏がほかの議員と衝突しないよう潤滑油の役割を果たし、小沢グループ以外からも人望を集めていた。
ただ落選後に「今回の結果は天命と受け止める。国会議員の職責に一つの区切りを付けたい」と政界引退を表明。「繰り上げ当選の権利が回ってきても固辞するだろう」とみられていただけに、民主党内では再登板に「えっ本当?」と意外感を示す議員も少なくない。その一人が語る。
「小沢さんと藤井さんは『殿と爺』のような関係。政治生命をかけて最後の一戦に臨む殿のことが心配でならないんでしょう。『お側でお支え申す』と老骨に鞭打って、蔵にしまってあった鎧と槍を引っ張り出してきた形だね」
複雑な心境なのは藤井氏落選後、小沢氏の側近ナンバーワンの立場に座った山岡賢次民主党財務委員長。党本部に財務委員長室を新設させるなどブイブイ言わせてきただけに、兄貴分の復帰を素直に喜べないのも分からないではない。ことにこの二人は、人ぞ知る犬猿の仲。議員会館の事務所が隣同士だったのに、ほとんど口もきかない関係だった。さてさて爺の出陣は吉と出るのか、凶と出るのか。
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