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■参院選情勢調査 トップ
1人区 民主へ無党派の風
参院選の焦点となる1人区では自民党の苦戦が目立っている。1人区は農村部を抱え、本来、自民党の基盤が厚いとされてきたが、自民党が守勢に回っている格好だ。
1人区の有権者に政党支持について聞くと、自民党優位の傾向は変わっていない。民主支持が自民支持を上回っているのは岩手、三重、滋賀、徳島の4県のみだ。
しかし、自民党候補は、自民支持層を固め切れていない。山梨や三重、奈良、佐賀、長崎、熊本、沖縄などでは、自民支持層のうち、「自民候補に投票する」と答えた人は5〜6割程度だ。自民党が安定した戦いを進めているのは、安倍首相の地元の山口や群馬にとどまっている。
自民党幹部は「年金記録漏れ問題への政府・与党の対応がまずく、閣僚の不祥事も相次いでいる。『今回は懲らしめよう』と思っている自民支持者が少なくない」と見ている。
特に、九州の1人区の大半で厳しい戦いを強いられている。自公両党の選挙協力の遅れが原因の一つと見られる。
自民党が九州を地盤に持つ衛藤晟一・前衆院議員らを比例選に擁立したことから、比例選での自民党からの協力を期待していた公明党や、同党の支持団体である創価学会内には不満がある。
調査では、自民党候補に投票すると答えた公明支持層は、大分、長崎、佐賀などで半数を下回っている。今後、自民党候補が公明支持層をどこまで固めることが出来るかがカギを握りそうだ。
これに対し、民主党候補は小沢代表の地元である岩手や山形、山梨、三重、滋賀、奈良などで優位な戦いを進めている。無党派層に支持を広げ、自民党候補に差をつけている候補も目立っている。
民主党の小沢代表が主導した野党共闘体制が一定の成果を上げ、年金問題をめぐって政府・与党に批判的な無党派層の受け皿になりつつあると見られる。
(2007年7月18日 読売新聞)
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