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http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070707/snk000.htm
「ヤンキー先生」は無効票? 「さくらパパ」は微妙
「ヤンキー先生」「さくらパパ」は無効票? 12日に公示が迫った参院選で、比例代表に出馬予定の“有名人候補”が、愛称ではなく本名を浸透させようと躍起になっている。過去には「ホリエモン」が有効票と判定された例はあるものの、総務省はケース・バイ・ケースという見解。各陣営とも、より確実な本名を前面に出して選挙戦に臨む。
「愛称が有効票になるかどうかは大問題。『ヒゲの佐藤』ならひょっとしたら大丈夫かもしれないが、『ヒゲの隊長』だと厳しい」
自衛隊のイラク派遣で先遣隊長を務めた佐藤正久氏(46)=自民=の陣営幹部はこう語る。選挙用ポスターには「ヒゲの隊長」を明記し、ベレー帽姿の写真を使う作戦だが、「ヒゲのイメージが強すぎて、本名だけではだれか分からない。街頭ではひたすら本名を強調する」という。
横峯良郎氏(47)=民主=は、プロゴルファーの横峯さくら選手の父で愛称は「さくらパパ」。事務所側は総務省に問い合わせた結果、「横峯パパ」は認められても「さくらパパ」は微妙とみている。
事務所関係者は「“娘の七光”の側面は否定できないが、さくら選手の応援を借りず本人のキャラだけで選挙を戦い、本名を書いてもらえるようにしたい」と話す。
義家弘介氏(36)=自民=も愛称「ヤンキー先生」の方が有名。平成13年の参院選では、予備校講師が「金ピカ先生」のあだ名で立候補しようとしたが、総務省に認められなかったケースがある。
義家氏の陣営も愛称での届け出を模索したが、同省に認められず断念。それでも「ヤンキー先生と書いた票があまりに多ければ、むげに無効にできないのではないか」と期待をつなぐ。
総務省によると、有効か無効かを判断するのは、市区町村ごとに置かれる開票所の開票管理者。公職選挙法では名前以外のことを書くと無効で、敬称は有効などと規定されているが、候補者を特定できる愛称でも有効と判断されるかどうかはケース・バイ・ケースという。
2年前の衆院選では、広島6区で「ホリエモン」「しずかちゃん」と書かれた投票があり、ライブドア元社長の堀江貴文氏と、国民新党の亀井静香代表代行を指す有効票とおおむね判断された。広島県選管は「市町村により判断は異なったが、基本的には投票者の意思を尊重した」という。
ただ、参院選の比例代表は開票所が全国にまたがっており、判断が分かれる可能性は高い。各政党が獲得する議席は個人名の得票順によって割り振られるため、各陣営とも「本名の票を1票でも上積みしたい」としている。
総務省は「有効か無効か判断しにくい票が多ければ、開票時間がかかってしまう。正確に候補者名を書いて投票してほしい」と呼びかけている。
(2007/07/07 16:44)
(私見)
「通称」というのは時にその人の人格を端的に表す。例えば転載した記事にある「ヤンキー先生」もその一例といえよう。かつて「ヤンキー」とされるその人はやがて先生となり教壇に立つ。数年前だったか、その先生を題材にしたドラマが一躍有名にもなった。だが、時に「通称」というものはその人の本質的な人格を偽らしめる作用をもたらす。「ヤンキー先生」とは何とも派手な名前であるが果たしてその名の通り体現しているのであろうか。
今の「ヤンキー先生」その人はもはや「ヤンキー」ではない。「教育再生」という美名のもとに上からの変革を目指そうとしている。ほんの少し前までは現場の教師であり、下からの変革を目指そうとしていたのは、あれは虚構であったのか。それに数年前まではとある政党の機関紙で悩める人への相談コーナーを「常連」として行っていた。私は当時、そんな記事を見て感心していたものだが。知らない方はウェブ版の政党機関紙の検索に関連した用語を打ち込んで欲しい。いくつも出てくる(あえてどの政党とは言わない。私が指摘したことなら皆さんならお分かりだろうから)。
今では与党の議員候補者として選挙活動に勤しんでいる。そんな彼を見て私は一つの名前を思いついた。「世渡り先生」である。世渡り上手なその先生は時に教壇に立つ先生として、そして今度は議員としての先生になろうとしている。もし、新たなドラマを放送するなら次のタイトルは決まった。「世渡り先生、自民へ『転校』す」――洒落にならないとはこのことを言うのかもしれない。
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