★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK38 > 663.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
自公民4候補 横一線 本社世論調査
■中終盤が当落左右
参院選埼玉選挙区(改選定数3)は、7候補が序盤から熱戦を繰り広げている。読売新聞社が公示直後の14〜16日に実施した世論調査では、民主党新人の行田邦子(41)、公明党現職の高野博師(60)、自民党新人の古川俊治(44)、民主党現職の山根隆治(59)の4候補がほぼ横一線に並び、激しく競り合う展開となっている。ただ、半数以上がまだ態度を決めておらず、中盤から終盤にかけての選挙戦が当落を分けそうだ。
行田候補は民主党支持層の3分の1を固め、「支持政党なし」とした無党派層からも、最も多い支持を集めている。さいたま市を含む県南、県東部で優位に立つ。男性からの支持が他候補を大きく引き離し、70歳以上を除く各年代から満遍なく支持を得ている。
高野候補は公明党支持層の8割を固め、選挙協力を結ぶ自民党の支持層の一部からも支持を得ている。特に人口30万以上の中核都市で優位に立つ。比較的若い層や、商工サービス業にも浸透している。
古川候補は中都市や町村部を中心に、県北部、県西部で健闘しているが、まだ自民党支持者の4割弱しか固めていない。年齢が上がるにつれて支持が高まる傾向にあり、70歳以上の高齢者からの支持が特に厚い。女性、農林水産業、自由業などに順調に浸透している。
再選を目指す山根候補は、民主党支持層の2割強の支持を固め、社民、共産両党支持層の一部にも浸透。県南、西部に比べ、県北、東部がやや伸び悩んでいる。職業別では管理専門職や商工サービス業の支持が高い。男性に比べ、女性への浸透がやや弱い。
綾部候補は、共産党支持層の6割強を固め、無党派層にも浸透しつつある。県西、東部で比較的健闘。女性からの好感度が高く、農林水産業にも支持が広がっている。
松沢候補は社民党支持層の半分の支持を固めた。さいたま市内や人口10万未満の小都市では比較的支持が高いが、中核都市や中都市への浸透が課題。
党として初の参院選に臨む沢田候補は、県南、西部に比べ、県北、東部の町村などへの広がりが遅れている。
■「比例で民主」町村部も優位
比例選で投票しようと思う政党(候補者の所属政党を含む)では、民主党と答えた人が3割を超え、2割弱の自民党を引き離してトップとなった。この傾向は3年前と同様で、以下、公明、共産、社民、国民新党と続いた。民主党はさいたま市で自民党の2倍以上の支持を集めたほか、自民党が強いとされる町村部でも優位に立つ。女性は両党ともほぼ並んだが、男性は民主党が自民党の2倍以上に。自民党は70歳以上と農林水産業でトップだった。
政党支持者のうち、民主党は約9割、公明、共産両党も8割前後を固めているが、自民党は7割弱しか固め切れておらず、2割が未定と答えた。
■支持率1位民主 自民との差拡大
主要政党の支持率は、民主党が25・2%、自民党が23・2%。3年前の前回参院選時と順位は同じだが、両党の差は0・1ポイントから2・0ポイントに拡大。一方、「支持政党なし」の無党派層は31・7%で前回より2・8ポイント減ったものの、全国平均より2・1ポイント多かった。
安倍内閣の支持率は、「支持しない」が52・5%で「支持する」の25・2%を大幅に上回った。全国平均と比べると、支持が2・7ポイント低く、不支持が0・8ポイント高い。
【調査方法】 調査は14〜16日に県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した世帯2472件のうち、1537人から回答を得た(回答率62・2%)。
(2007年7月18日 読売新聞)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK38掲示板
フォローアップ: