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(回答先: 『想定外』戸惑う原発関係者 中越沖地震 “新顔”の活断層また…(東京新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 7 月 17 日 16:21:21)
*文章より一枚の、いや2枚の写真の方が真実を伝えているかも!
東京電力柏崎刈羽原発(1〜7号機、新潟県柏崎市・刈羽村)では、稼働中の2、3、4、7号機が自動的に緊急停止したが外部への放射能漏れはなかった。しかし、地震発生直後の午前10時15分ごろ、3号機のタービン建屋に隣接した変圧器から火が出ているのを同社員が発見。約1時間後に駆けつけた消防署員が化学消火剤で消火したが、約2時間にわたり黒煙を上げ続けた。
東電と経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発から中越沖地震の震央までの距離は約9キロ。今年3月の能登半島地震では、北陸電力志賀原発と震央との距離は18キロで、国内では最も原発の近くで発生した大地震とみられる。
同電力によると、燃えた変圧器は、原発で発電した電気の一部を発電所内で使用するために電圧を下げる機器。社員ら4人が周辺の機器を消火栓で冷やし、化学消火剤の準備を始めた。地元の消防隊が到着したのは通報から1時間以上が経過した午前11時35分ごろで、鎮火が確認されたのは午後0時10分だった。地震による混乱で消防の到着が遅れたとみられ、原発の地震対策で新たな課題が浮上した。
出火原因は不明だが、同社は、変圧器内の油が地震の揺れで漏れ、引火した可能性も含めて調査している。【中村牧生、高木昭午】
◇想定上回る揺れ
今回の地震では、同原発1号機の地下5階での揺れが最大で680ガル(ガルは加速度の単位)に達し、耐震設計上想定した揺れの約2.5倍だった。想定を上回る揺れが観測されたのは東北電力女川原発、北陸電力志賀原発に続いて3基目。原発で観測された揺れとしては過去最大で、原発の耐震想定の甘さが改めて問題になりそうだ。
東京電力は88年、同原発の国への設置許可申請にあたり、大きな揺れをもたらす地震として、当時の国の指針に基づき、原発直下で起きるマグニチュード(M)6.5の地震や、内陸部の断層による地震などを想定した。しかし、今回は原発から9キロでM6.8の地震が起きた。
建設時の調査では、近くの海底に4本の断層が見つかったが、断層の長さが短いなどの理由で、大きな地震は起きないとみなされた。4本とも、今回の地震を予測させる断層ではなかった。
指針は昨年9月に改定された。東京電力は「今回の震源は海底だが、原発建設時に想定した内陸の断層が海底までつながって動いた可能性もある。想定が甘かったという評価はありうるかもしれない。新指針に沿って耐震性を調べ直しており、今回のことを含めて対応したい」と話している。
この地震では、敷地内の土捨て場の一部も崩れた。同社は「原子炉から離れており、問題ない」と説明した。【高木昭午】
毎日新聞 2007年7月16日 21時11分 (最終更新時間 7月17日 1時20分)
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