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http://www.ohmynews.co.jp/news/20070619/12302 から転載。
志位さんはヘタな芸人よりおもしろかった！
肩入れするつもりも、バカにするつもりもないけれど……北澤 強機（2007-07-11 18:30）
そもそも、社会風刺というか、政治や権力批判をブラックジョークを交えて話す話芸は伝統的な芸のひとつだろう。これまでも、このジャンルにはずいぶんたくさんの芸人がいた。政党の委員長を捕まえて不謹慎かも知れないが、とにかく志位和夫委員長の芸はかなりの域に達している。
あらかじめことわっておくが。共産党に特別に肩入れするつもりはない。逆に共産党をバカにするつもりもない。それでも志位委員長は、ホントにおもしろかったので紹介したい。
（写真省略）
共産党の演説会＝６月１８日、東京・有明コロシアムで（撮影：北澤強機）
そもそも、あのぺったりとしたヘアスタイルと、いまどきどこに売っているのか、けったいな形のメガネと中途半端に細くないスーツ。クソマジメキャラの作りこみ具合は、いま話題のムーディー勝山をしのぐ。
スタイルにもまして、ねちっこいネタの数々が秀逸。たとえば、
「みなさんご存知ですか！？ 安倍政権の閣僚１８人のうち、１５人は『日本会議』という靖国派の人たちで占められているんですよ！！」
とか、
「格差社会は、スポット派遣とよばれる日雇い労働に代表される、労働の仕組みの問題なんです！ これらの職種を自由化しようと率先したのは、民主党なんです！！」
「以前、池田大作さんは、ペンネームを使って長い長い 『詩』 を聖教新聞に寄稿しているんですが、最近は実名で書くようになっている。その内容は選挙で必ず勝つようにがんばれという内容なんですよ！……１９６９年の言論弾圧事件以降、創価学会と公明党の政教分離はしっかりしていたはずなのに、ここ１年くらいは、聖教新聞の見出しに 『大勝利』 と書かれています！！ どう思いますか、みなさん！？」
世間ではあまり知られていないことを次々話すことで、どんどん引き込まれる。そのあとに、観衆にむかって相づちを求める間（ま）も絶妙。往年のピン芸人、ミスター梅介のようだ。そもそもほかの政党のアラを、じつによく調べている。
「我々が提案している１兆円の緊急福祉予算。これに 『そんなこと言ったって志位さん、財源はどうするの？』 という人がいる。アメリカに言われて、グアムに基地を作るのに３兆円。財界に言われて、大企業を優遇する減税で５兆円使っているのに、１兆円なんて、国家予算５０兆円の５０分の１ですよ」
と、具体性で、観衆を「ふ〜む……」と、うならせたかと思うと、
「先日、うちの母から朝の６時に電話がきたんですよ。こんな時間になにごとか？ と思うでしょ。そうしたら母は 『住民税が１８万円も来ているのよ！』 と怒鳴るんですよ。その後につづけて『アンタはなにやってんのよ』って……」
会場は大爆笑だった。
最後のオチがまた泣かせる。
「日本共産党は現在９議席。これが１０議席になったら国会で党首討論に立てるんです。必ず、おもしろいことを言いますから！ぜひ、プラス１議席。よろしくお願いします！！」
なぜ、こんなおもしろい人をテレビは放っておくのだろう！？ それが「共産党だから」だとしたらちょっと残念だ。
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フォローアップ:- 母ちゃんネタがいいですね。 茶々 2007/7/16 17:03:01
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- 肩入れしたっていいと思うんだよね。 松浦 2007/7/16 06:14:30
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