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参院選の比例代表をめぐり、各政党が「政党名」のPRに躍起になっている。候補者名より覚えやすいためか、これまでの参院選では投票の7割が政党名で、いかに政党名を売り込むかが勝利のポイントだ。【古関俊樹】
・サポート専門の候補者擁立
・ポスター全員分巨大看板
・「党名ロゴもっと大きく」注意
共産党が6月末に追加公認した12人。1人あたり7万枚印刷できるポスターに彼らの名前は一切なく、政党名や「憲法を守る」など党の政策が並ぶ。政党名での得票を増やし、先に公認した5人の「1次候補」の当選をサポートする「2次候補」の位置づけだ。街頭演説や集会でひたすら政党名や政策を訴える。01年の参院選からこの方式を採用した。党広報は「新人が名前を一から売るのは大変。政党名をPRする方が効果的」と話す。
社民党も今回の選挙から3人のサポート候補を擁立し、当選を目指す候補者6人を支える。
「非拘束名簿式」は政党名と個人名のどちらの投票でもよいが、当選は党内の個人の得票順に決まる。共産党のあるサポート候補は「出たからには当選したい。演説では自分の名前も呼びかける」と打ち明ける。
一方、自民党は候補者35人全員のポスターを並べた巨大看板(縦1・8メートル、横5メートル)が武器。全国300の衆院小選挙区内に、各5カ所ずつ設置する。選挙管理委員会の掲示板と見間違えそうだが、総務省選挙課は「党独自の掲示板の設置は土地の所有者の許可を得ていれば問題ない」と話す。自民党広報は「有権者の目を引いて、政党票と個人票の両方を狙う」と言う。民主党も、都道府県連が要望すれば、同様のポスター掲示板の設置費用を支援する。
国民新党は、衆参議員の経験者8人を擁立して、それぞれが票の掘り起こしをする作戦。選対関係者は「ポスターに個人名を大きく印刷したために、『もっと党名のロゴを大きくしろ』と党からしかられる候補もいる。身内がライバルになる制度だから、党側と順位を上げたい候補の思いが必ずしも一致しない」。
公明党は組織が強い特徴を生かし、全国を7エリアに分割して票の偏りを防ぐ。新党日本は候補者たちが、全国を選挙カーで一周する。
毎日新聞 2007年7月13日 東京夕刊
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