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http://www.news.janjan.jp/election/0707/0707128894/1.php
2007/07/12
7月11日(水)午後7時より銀座4丁目交差点(銀座三越前)で「9条ネット」から参院選に出馬を予定している(11日現在)天木直人さんの街頭演説がありました。藤田東吾さんが応援に駆けつけ、時折雨が降る中、天木さんとともに道行く人々に熱のこもった訴えをしました。
今回の参院選は大きな意味を持っている
天木直人さんは、今回の参院選は「今までにない大きな意味を持っている」と述べ、小泉政権の5年間で完全にアメリカの従属国となってしまったが、日本は戦争国家アメリカにこれ以上従属してはいけない、と強く訴えました。自民党も民主党もアメリカと真正面から向き合っていないと批判し、「アメリカとの正しい関係を築くために、当たり前のことがなぜ言えないのか」と疑問を呈しながら、「日本の外交の誤りを正したい」との考えを述べました。
耐震偽装について新たな事実を発表する
藤田東吾さんは、耐震偽装はこの国の官僚の誤りから起こった、と述べ、正しいことを正面から言う人を邪魔者として押さえつけるやり方を厳しく批判しました。その上で、「耐震偽装について新たな事実を発表する」と述べ、国交省が耐震強度について操作を行い、0.5以下のものを0.5に上げて発表していたことが、ヒューザーの小嶋進社長がある人物(著名な技術者。藤田氏はその人物に会い、内容を確認した)に送ったメールで明らかになったと述べました。
応援演説をする藤田東吾さん言ってよかった。言わなければ後悔していた
藤田さんが耐震偽装事件を告発したとき、各方面からいろんな圧力があったそうです。しかし、言わないと(地震が起きたとき)危ないと思い、言ったところ、別件逮捕され、執行猶予の身となった、と語りました。告発したことについては、「言ってよかった。言わなければ後悔していた」と述懐しながら、もしこの事件が起きなければイーホームズは株式公開で300億円の収益を得ていたことを明らかにしました。しかし、「牛丼は300円で食べられる」と述べ、「正しいことをしてよかった」との考えを示しました。
憲法9条を守るために天木さんを国会に送ってほしい
藤田さんはまた、いま問題になっている赤城の農水大臣の事務所費問題について、前任者の松岡さんと同じ問題を抱えた人物を後任にした安倍首相の任命責任が厳しく問われる、との指摘した上で、「(このような人事を行う者は)民間だったら即刻クビ」と断じました。憲法9条については、「ドラえもんが憲法9条だとすると、ジャイアンがアメリカ、スネオがイギリス、しずかちゃんが(永世中立国の)スイス、のび太が日本。ドラえもん(憲法9条)がいなくなったらのび太はジャイアンの言うことをきかなければならなくなる」と述べ、憲法9条を守るために天木さんを国会に送ってほしい、と訴えました。
熱心に街頭演説を聞く人たちイラクに派遣している航空自衛隊の1年延長は間違っている
天木さんは、イラクに派遣されている日本の航空自衛隊が閣議決定で1年間延長されたことについて、「アメリカ自身が撤退しかないと言っているのに、なぜ1年延長するのか。間違っている」と厳しく批判しました。40年前、沖縄返還のとき佐藤首相が国民をだまして米国と密約を結んだように、小泉元首相はイラク戦争が間違いであったことを知っていて米国を支持したと、断じました。また、民営化の名のもとに日本を外資に売り渡し、雇用の切り捨てが行われてきた、と述べ、日本のためでなくアメリカのための「民営化」を行ってきた小泉政権の経済政策を批判しました。
いまならまだ間に合う
9条を変えれば後戻りできないほどアメリカの言いなりになる、と述べ、「いまならまだ間に合う」と9条を守ることの必要性を強く訴えました。他国に対し、(武力を行使して)非人道的な行いをしているアメリカに協力してはならない、と述べ、憲法9条は「守り神」であり、ただ平和を守るだけでなく、一人ひとりの権利を守っているのが憲法9条である、との認識を示しました。アメリカという大きな鎖につながれて身動きできなくなっている日本を解き放つために、私たち自身が自分を解き放たなければならない、と述べ、自らの意志で行動することの必要性を訴えました。
メディアが伝えないのは、この声が国民に届くことを怖れているからだ
本来なら共産党や社民党など護憲派と団結すべきであるが、それが難しいのは組織の防衛本能が働くからである、との見方を示しました。「9条ネット」は右でも左でもなく、9条だけは変えないと主張している、と述べ、メディアがまったく取り上げないことについては、「この声(9条を守る)が国民に届くことを怖れているからだ」と述べました。「9条ネット」に対し、全国から参加者がおり、参院選で1人か2人当選し、国民の聞きたいこと、知りたいこと、政府が隠そうとすることをみんなに届けたい、と語りました。
年金問題はすぐには解決しない
年金問題がなぜ起こったのか、それは官僚が本気で仕事をしてこなかったからだ、と断じた上で、参院選を前にし、与野党がそれぞれ対応策を出しているが、年金問題はすぐには解決しないとの見方を示しました。天木さんは、国民が預けたお金の一部はすでにほかのことに使われてしまっていると述べ、年金原資の一部がなくなっている以上、抜本的な見直しをすることでしか解決はしない、と断じました。
大きな間違いは許してはいけない
天木さんはまた、(藤田さんが告発した)耐震偽装事件は選挙に直撃すると述べ、この問題は安倍政権の問題を象徴している、との認識を示しました。事件が表面化したとき、一部の人に押し付けて責任者は逃げると指摘しました。「正直な人は不正を黙って見過ごすことができないのでしゃべる。それをまわりが叩くのは不公平である」と述べ、小さな間違いは許すことができても大きな間違いは許してはいけない、との考えを示しました。
不正な操作を行ったものを絶対に許してはいけない
最後に、藤田さんは、耐震偽装事件が起きたとき、当時国交省の最高責任者だった人物が参院選で自民党の比例区から出馬していることを指摘しながら、「絶対当選させてはいけない。不正な操作を行ったものを絶対に許してはいけない」と訴えました。
(ひらのゆきこ)
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