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政治
与党大敗なら政界再編も 参院選(07/12 12:40)
安倍晋三首相にとって就任以来、初の全国規模の国政選挙となる今回の参院選は、年金記録不備問題などの逆風の中、与党が非改選議席を含めて過半数を維持できるかどうかが最大の焦点だ。与党が過半数を大きく割り込めば首相の責任論浮上に加え、政界再編の引き金となる可能性もある。一方民主党も、与野党逆転を果たせなければ執行部が求心力を失い、混乱状態に陥りかねない。
与党が過半数を維持するには、自民、公明両党で六十四議席が必要。首相は勝敗ラインを明確にしていないが、自民党の青木幹雄参院議員会長は「与党が過半数割れすれば政権は死に体になる」と繰り返している。固い支持基盤を持つ公明党が目標の十三議席を獲得することを前提にすると、自民党にとって「五十一議席」が勝敗の判断材料になる。
首相は参院選で勝利し、政権基盤を盤石にした上で、年金問題や閣僚らの事務所費問題でかすんだ、憲法改正などの「安倍カラー」政策の実現に全力を挙げたい考えだ。
ただ内閣支持率が続落しているだけに、苦戦は必至。与党が過半数をわずかに割り込んだ場合は、野党の保守系議員を引き込む多数派工作も予想されるが、それでも野党との議席差を埋められないような大敗を喫すれば、首相の進退問題に発展する恐れもある。
これに対し民主党は、小沢一郎代表が参院での与野党逆転がならなかった場合には政界を引退する意向を表明し、「背水の陣」を敷いた。内閣支持率が低下する一方で、民主党の支持率も伸び悩んでおり、年金問題などに対する有権者の不満をどれだけ取り込めるかがポイントになる。
また野党が過半数を制しても、与党との議席差が少ない場合は、自民党が保守系議員を個別に取り込もうとする「一本釣り」が予想される。このため民主党は、できるだけ議席差をつけた与野党逆転で、政権交代への道筋をつけたい考えだ。
公明党は自民党への選挙協力で与党の過半数維持に貢献し、連立政権内での発言力強化を狙う。共産、社民両党は、護憲などの独自色発揮で、退潮傾向に歯止めをかけられるかどうかが課題だ。
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