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□いまや「最後の安倍側近」 井上秘書官の痛々しい感じ [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070712-01-0702.html
2007年7月12日
いまや「最後の安倍側近」 井上秘書官の痛々しい感じ
今や「最後の安倍側近」と呼ばれる井上義行首相秘書官が、また失敗した。赤城徳彦農水相の不明朗な事務所経費問題で、入閣前にスキャンダルの有無を調べる井上氏の「身体検査」が、まったく役に立っていないことが露呈したからだ。
安倍政権のつまずき始めは、本間正明・前政府税調会長が公務員宿舎に愛人と入居していたスキャンダルだったが、これも井上氏の「身体検査」ミス。いつも最悪のタイミングで安倍晋三首相の足を引っ張っている。どちらも事実関係は公的書類でも分かるのに、それも調べられないのだから絶望的だ。
高卒で旧国鉄入りし、機関士をしながら日大経済学部の通信課程を終えた苦労人。国鉄民営化の人員整理に伴い、政府が引き取った再就職枠で旧総理府へ。七年前、安倍官房副長官の知遇を得た。
「国家公務員の規則を破って密かに北朝鮮へ渡るなど、安倍さんに絶対忠誠を尽くして信頼され、首相秘書官に抜擢された。安倍夫妻が山梨県・河口湖の別荘にこもる時も同行し、完全に『安倍家の使用人』状態」(全国紙官邸担当記者)
「命を賭けて安倍を守る」が口癖だが、いかんせん必要な知識、経験、人脈が皆無。小泉政権を支えた飯島勲・前首相秘書官を見よう見まねでなぞるのだが、永田町生活三十五年の飯島氏には及ぶべくもない。「仕方なく、安倍首相が自分で飯島氏の携帯電話に相談や頼みごとをしている」(同前)有り様だ。
飯島氏は政権の支持率維持のメディア対策として、テレビ記者を巧みに競わせた。井上氏はこれを「メディアは選別して利用するもの」と思い込んだらしい。大きな政策決定のたびに担当記者を集めて「総理の決断だ」と吹聴し、そのまま書かない新聞記者には、個別に「どうして言った通り書かないんだ」と執拗にすごむ。
中途入閣した赤城農水相や渡辺喜美・行革担当相の人事は、本人たちより先に「言うことを聞く」一部メディアにスクープさせ、「貸し」を作った気でいる。浅はかなやり方が、結局はメディア全体の反感を買っているのに気付かないのだ。
口を開けば「安倍首相はすばらしい人」と褒めちぎる井上氏――。
底なしの勘違いぶりは、もはや痛々しい。
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