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今日、第21回参議院議員通常選挙が公示される。6年前、私は新党・自由と希望を設立し、1億人の有権者に公明党の政権参加・自民党と公明党の連立の是非を問うために比例区で戦った。「創価学会の政治参加と戦う唯一の政党」をキャッチフレーズに、9人の同志と共に勝利を確信しながら勇躍と立候補した。結果は47万人の有権者の支持を得たが、議席を獲得することはできなかった。私は苦難の歩みを余儀なくされることになった。
今回の選挙で、自民党・公明党の与党は苦戦を伝えられている。宙に浮いた年金記録・政治とカネの問題(出鱈目な政治資金の管理)・憲法の精神に反する内閣の政治姿勢(子を産む機械発言、原爆投下容認発言等)などがその原因である。安倍内閣の支持率は、5000万件の宙に浮いた年金記録の発覚と松岡農水大臣の自殺を境に急落しはじめた。支持率と不支持率の数値は、発表された各報道機関の世論調査によって異なるが、不支持率が支持率を上まわっており、かつそのギャップは20〜30%近くある点で一致している。投票意向調査では、民主党を中心とする野党の善戦が報じられている。
自民党・公明党の与党は、過半数の維持を訴えている。これは、政権を信任してほしいということなのである。いっぽう野党は、与野党逆転・ストップ安倍内閣を訴えている。政権交代の第一歩にしたいということなのである。さきに挙げた個々のテーマが争点といわれているが、こうなると実は個々のイッシュー(問題)が争われているのではなく、政権そのものあり方が争われているのである。土井たか子社会党委員長が「山が動いた」といった1989年(平成元年)の参議院選挙でも、争われたのは消費税というイッシューであり、自民党政権そのものが争われた訳ではなかった。
今回与党が敗れた場合、個々のイッシューがどうなるかにとどまらず、自公“合体”政権のあり方そのものが問われることになる。安倍首相の首が繋がるかどうかにとどまらず、国民が自公“合体”政権を葬ろうという動きにつながっていくであろう。なぜそうなるのであろうか。いまいわれている個々のイッシュー・争点が発生する根本の原因は、実は自公“合体”政権の存在そのものに起因しているからである。衆は愚にして賢、という言葉がある。マスコミ等でくだらないことをいっている学者や政治評論家やコメンテーターなどより、国民ははるかに本質を見抜いているのである。国民は、日々の生活を通じて現実の政治をみているからなのである。
投票日まで、あと18日ある。基本において卑しい自公“合体”政権は、この間に権力者だけができる姑息な手段を使って、選挙を有利にしようとするであろう。権力に迎合する安易な道を歩んでいるマスコミは、偏向した報道で与党に加担しようとするであろう。6年前に警鐘をならした「創価学会の政治参加」は、現実にいろいろな問題をわが国の政治に惹き起こしているのである。国民の利益をいろいろな場面で害しているのである。
私の予感が間違っていなかったこと、国民の利益を守るためならば政治家は身を挺して戦わなければならないことに、私は密かに納得と自信を感じている。そのような確信に基づいて、6年前と同じように私はこの選挙戦を必死に戦う。私の武器はこのWebサイトである。命を懸けた言論で、私はこの選挙を戦うことを誓う。自公“合体”政権と戦うすべての候補者と国民に心からのエールを送る。天は正義の戦いをする者に必ず力を与えるであろう。
それでは、また明日。
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